【全プロ記念競輪】新車を試行錯誤する脇本雄太「グランプリに間に合わない」

2025/05/24(土) 18:53

青森競輪場で「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪(FII)」が25日に2日目を迎える。12Rスーパープロピストレーサー賞を走る脇本雄太に話を聞いた。

「川崎記念の時のフレームと比べて、違いを突き詰めたい」と話した脇本雄太

 古性優作が輪界「最強」なら、やっぱり輪界「最速」は脇本雄太だと思う。脇本の圧巻のスピードに見とれたレース、数多し。

今年2月にグランプリスラム(グランプリ優勝+全GI制覇)を達成した最強の男は、更なる“進化”を求める。

「今回も新車を。今日の展開では、正直、感触は分からない。川崎記念の時のフレームと比べて、違いを突き詰めたい。まだ、判断材料が足りないですね」と言う。

 脇本の求めるものとは。

「"何でもできる"ようなフレームに、とは思っている。足りないところを見つけて、補って補って作り直してって感じですね。2、3か月のスパンで自転車を試していかないと間に合わない。グランプリに間に合わないので」と、すでに視線の先は年末の大舞台にある。

 全日本選抜競輪(豊橋)の優勝で、グランプリ出場権利を得ている脇本。あとは、どれだけ近畿地区から味方を増やせるか。そして、心・技・体、最高のコンディションを本番に向けて作り上げるのみだ。前人未到の領域を開拓し、脇本は突き進む。(アオケイ・八角記者)

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