日本選手権競輪G1(2日目)レポート【特別選抜予選は眞杉匠、浅井康太が1着】

2025/04/30(水) 20:40


2025年4月30日 名古屋競輪場
第79回日本選手権競輪G1(2日目)


***************
【日本選手権競輪G1(2日目)10R=特別選抜予選】
1/和田真久留(S1・神奈川99期)
2/眞杉匠(SS・栃木113期)
3/松浦悠士(S1・広島98期)
4/窓場千加頼(S1・京都100期)
5/平原康多(SS・埼玉87期)
6/佐藤慎太郎(S1・福島78期)
7/岩本俊介(SS・千葉94期)
8/河端朋之(S1・岡山95期)
9/寺崎浩平(S1・福井117期)

◆レース展開

誘導以下、2眞杉-5平原-6佐藤、7岩本-1和田、3松浦-8河端、9寺崎-4窓場で周回。まず寺崎が上昇し、赤板過ぎに眞杉を抑えて先頭に立つ。松浦も動いて寺崎をかわすと、打鐘から眞杉が仕掛け、さらにその上を岩本が叩いていく。眞杉は岩本の後位を狙い、和田から番手を取り切る。最終HSで和田は落車のアクシデント。逃げる岩本の2番手で、眞杉は最終2コーナーから捲りで抜け出し1着。眞杉を追った平原が2着で関東ワンツー。直線伸びた松浦が3着に入線した。

【10R=特別選抜予選・結果】
2車単2-5 1,300円(3番人気)
3連単2-5-3 6,490円(15番人気)


1着/眞杉匠(SS・栃木113期)
(打鐘で寺崎浩平が)引くような感じだったので、1回休んでしまった。それで(岩本俊介の)仕掛けどころを作ってしまいましたね。4コーナー出口では分が悪いと思ったし、スピードが合ったので(和田真久留の位置に)いきました。昨日、今日の指定練習の感覚があまり良くなかったので、自転車を調整したのですが、だいぶいい方向に出たのかなと。体調は、連戦だった前回の武雄記念よりも、計画的に練習もできたし、いいと思います。

2着/平原康多(SS・埼玉87期)
岩本(俊介)が先に追い上げてくるのかなと思っていたのですが、なかなか来なかったです。眞杉(匠)が、よく前々に踏んでくれました。(最終HSは)(和田)真久留が急激に降りてくるとは思わなかったです。その後、どんなに踏んでも、眞杉(匠)に追いつく感じがなかったですね。苦しかったです。体調は崩していませんが、ケガなどがまだ治っていないので。最終日に向け、もっと上向けるようにしたいです。

3着/松浦悠士(S1・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
スタートもかなり考えましたし、初手の並びも想定内でした。(打鐘で)岩本(俊介)さんがワンテンポおいてきて、眞杉(匠)君も来る形になり、あのあたりはもう少し後ろを確認するべきだったなと思いました。アクシデントを避けてからは、フォームの感じが良くなくて、納得のいく競走ではなかったです。最後の直線は、少し踏めた感じがありましたね。気持ちよく踏めませんでしたが、どうにかなる感じもあるし、開催中に力を出し切れる乗り方やなどを競走中に気をつけていきたいです。

***************
【日本選手権競輪G1(2日目)11R=特別選抜予選】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/浅井康太(S1・三重90期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/坂井洋(S1・栃木115期)
5/深谷知広(S1・静岡96期)
6/小原太樹(S1・神奈川95期)
7/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
8/山口拳矢(S1・岐阜117期)
9/犬伏湧也(SS・徳島119期)

◆レース展開

誘導以下、9犬伏-1清水、8山口-2浅井、7佐々木-4坂井、5深谷-3郡司-6小原で周回。深谷が上昇して犬伏に並びかけると、犬伏は突っ張っていく。打鐘から佐々木がスパートすると、最終HS前に犬伏を叩いて主導権取りに出る。最終2コーナーから犬伏が捲りを打つが、佐々木の後位で坂井もけん制して不発に。山口マークの浅井は最終2センター付近から内に進路を取り、関東ラインの間を突き抜けて1着ゴール。深谷は不発も、郡司があいたコースを伸びて2着。南関3番手から小原が3着に入線した。

【11R=特別選抜予選・結果】
2車単2-3 7,050円(22番人気)
3連単2-3-6 74,760円(177番人気)


1着/浅井康太(S1・三重90期)
(赤板で)犬伏(湧也)君は、引いてしまうと8番手になってしまうと思ったのだと思います。(最後のコースは)あれは、マグレでしょう。本当に運が良かっただけなので、しっかり踏んでおいて良かったし、ダービーは初日が大事なので、しっかり突っ込めればと思っていました。しっかりと前検の前の日も自転車に乗ってきたので、初日のレースがないことで(ケアができ)、しっかりゴールまで踏めたのだと感じます。ダービーは勝ち上がりが厳しいので、1走目が勝負だと思っていて、勝負した結果。しっかり走れたと思います。

2着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
スタートをミスってしまい、(ラインに)申し訳ないです。(赤板過ぎは)犬伏(湧也)君が突っ張る感じで踏んだので、僕は降りながら(深谷知広を)迎え入れようと思っていたのですが。(打鐘過ぎからは)深谷(知広)さんがどこから踏み込むかを見ていました。前検から1日空きましたが、思ったよりも走れましたし、気持ちも入っていました。また、川崎記念よりもリラックスしています。

3着/小原太樹(S1・神奈川95期)
どんな展開であれ、3番手の仕事ができればと思っていました。(犬伏湧也が)突っ張り気味になった時、どこかに入れるか見ていたのですが、みんな隙がなく1番後ろになってしまいましたね。自分は9番手だったので、最後はどこまで突っ込めるかでした。前に付いていっただけですが、確定板に乗れているので、大きいと思います。いい状態でこられていると思います。

***************
◆日本選手権競輪G1(2日目)ピックアップ◆

【2日目5R=S級一次予選】

「1番人気に応える走り」
1着/皿屋豊(S1・三重111期)
切りに行く時に(町田太我に)突っ張られないように思い、目一杯いけたので良かったです。いいタイミングで仕掛けられたと思います。3人で決めたかったのですが、なんとか2人で決まって良かったです。G1で1番人気になることは、そうそう無いので緊張しましたが、落ち着いてレースを運べたと思います。一戦一戦が勝負。二次予選に集中して走りたいと思います。

【2日目6R=S級一次予選】

「会心の捲りで1着」
1着/石原颯(S1・香川117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
後ろが離れた感じはなく、いけるところでいった感じです。バンクが軽くて踏んでいる感じがありました。かかりというよりも、ハンガー押しを意識して踏んでいました。ゴール前もしっかり踏み直せたと思います。二次予選は初めてですね。

【2日目7R=S級一次予選】

「悪くない手応え」
1着/佐藤一伸(S1・福島94期)
最低でも後ろ中団。後方、後手を踏まないようにと考えていました。(最終HSで伊藤颯馬に)かぶってはいけない思いで必死でしたし、その後も月森(亮輔)君とかも来ると思っていました。(最終2コーナーは)山崎(芳仁)が付いていたし、どこまでいけるかでした。1着が取れたので、手応えは悪くないと思います。2人で勝ち上がれたのが嬉しいです。

【2日目8R=S級一次予選】

「力を出し切る突っ張り先行」
2着/中野慎詞(S2・岩手121期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
もがき合っても出さないつもりだったので、しっかり戦えたと思います。後ろが、成田(和也)さんと大槻(寛徳)さんなので、力を出し切れば、自分にもチャンスがあると思いましたし、その方法をとりました。ゴールまで踏み切れている感覚があったので、良かったと思います。体の状態はいいと思うし、鉄フレームにも慣れて踏めているので、問題ない。集中して戦っていきたいです。

【2日目9R=S級一次予選】

「ライン3人で決着」
2着/山崎賢人(S1・長崎111期)
レースは、立ち遅れないようにと思っていたので、突っ張りになりました。高知記念からは、普通に練習をして、初日は体が動かないと思ったので、集中していました。動きは悪くないのかなと思いましたが、打鐘で誰も仕掛けて来なかったし、その後も自分のペースだったので大丈夫でした。二次予選もラインで決まるように頑張りたいです。

***************
【今開催レポート】
初日 前検日(2日目) 前検日(初日)

(P-Navi編集部)
閉じる

新着ニュース一覧