【日本選手権競輪】今節のレース展望!

2025/04/26(土) 15:00

名古屋競輪「第79回日本選手権競輪(GI)」は、29日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

 優勝賞金は破格の8700万円、準優勝でも4250万円、3着でも2900万円あり、年末のグランプリ出場に向けて、大きく賞金をアップさせられる。S班の欠場者は不在で全員が参戦。新田祐大と稲川翔は事故点のペナルティーで出場出来ないが、大物の負傷欠場や病気欠場はなかった。

古性優作

 今年は豊橋・全日本選抜(GI)を脇本雄太、伊東・ウィナーズカップ(GII)を古性優作が制している。この流れに大きな変動はなく、古性優作が中心とみたい。夢のダブルグランドスラムに向けて、ダービーのタイトルは手にしておらず、今節は完璧に仕上げて来る。

 近畿は寺崎浩平も、タイトルに近い位置まで来ており、古性にとっても心強い。窓場千加頼も急激に上昇中で、自力でも番手戦でも古性の信頼度は高い。

脇本雄太

 ワッキーは持病の腰痛があるが、前走の川崎記念でバンクレコードを出していて、表情も明るかった。

郡司浩平

 総合力では南関勢も近畿に引けを取らない。今年に入ってからの郡司浩平は安定度も抜群。松阪記念、高松記念、川崎記念と3度の記念Vがあり、オールランダーとして地位も確立。

深谷知広

 深谷知広、松井宏佑と強力な自力型があり、S班一年生の岩本俊介も健闘している。

犬伏湧也

 中四国も犬伏湧也のS班繰り上がりが大きく、リーダー格の松浦悠士、復活している清水裕友と戦力が整っている。

松浦悠士

 これにナショナルチームの太田海也、取鳥雄吾と機動型のレベルは高い。

太田海也

 北日本は中野慎詞の出来が課題で、新山響平がビッグネーム。佐藤慎太郎が骨盤骨折から復帰したが、伊東・アドバンスの状態を見ると、まだまだだった。

眞杉匠

 関東は眞杉匠を中心に平原康多、吉田拓矢、森田優弥、坂井洋、小林泰正、佐々木悠葵、武藤龍生。

平原康多

 そこそこ駒は揃っており、眞杉が獲ってもおかしくない。

浅井康太

 中部は藤井侑吾が地元の徹底先行で浅井康太と山口拳矢。戦力不足は否めないが、地の利はある。

 九州はGIII止まりのイメージはあるが、山崎賢人、嘉永泰斗、山田庸平は準決までは勝ち上がりそうだ。

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