2025/06/25(水) 16:59
前橋競輪のナイター「パチンコサイトはパチ7カップ(FI)」は、26日、初日を迎える。9レースのS級予選を走る木暮安由に話を聞いた。
“タイトルに最も近い男”と呼ばれていたが、失格過多により、来年1月からのA級落ちが決定的。神山雄一郎の引退も、地元宇都宮での僅かな斜行での失格が、起因となっている。
関東の競輪の歴史に、必ず登場するのが、全盛期の木暮安由。GIの決勝で吉澤純平の後ろを武田豊樹と競ったり、上越同士だけど諸橋愛との競りもあった。あとは、神山雄一郎、平原康多、武田豊樹ら関東の大物の前を回り、ロケット作戦かと思いきや、普通の捲りと言うレースも話題になった。残念ながら函館オールスター(GI)には出場出来ないが、記者や関係者のファン投票なら、必ず上位に食い込む人気選手。さすがに別府記念の3着失格直後は、周りの記者も声を掛けられなかったと言う。
「まだ現実として受け止められない…」と本人は話すが、前検日は、何か吹っ切れた様子。昔と違い、選手寿命は伸びているから、40歳なら、再ブレークは可能。
「平原さんみたいに電撃引退はないよ(笑)。A級で走るのも勉強になると思うので」
年齢と共に誰もが通る道だが、奇跡を起こして、記念の優勝やGIの優出は実現して欲しい。頼むぜ、やすべえ! (町田洋一)