2025年3月23日　伊東温泉競輪
大阪・関西万博協賛
第9回ウィナーズカップG2（最終日）

穏やかな春の日差しに包まれた伊東温泉競輪場で、3月20日より開催された「第9回ウィナーズカップ」G2が、決勝の日を迎えた。
33バンクを舞台とし、気温上昇と呼応するかのように、ヒートアップしていったシリーズは、目の離せない展開が続いた。とくに準決勝は出入りの激しいレースとなったが、オール3着だが常にレースを主導した眞杉匠や、強烈な捲りで2勝の寺崎浩平、自力に番手戦でも走力を発揮した郡司浩平と地元の深谷知広、絶対的なレース支配力の古性優作と新山響平ら9選手がファイナルに駒を進めた。
共に勢いのある南関東勢と近畿勢の対決も注目された決勝は、赤板から新山が先行態勢に入ると、寺崎は南関東ラインの巻き返しに合わせて仕掛けていく。寺崎マークの古性は最終BSで眞杉の捲りをけん制すると、直線で寺崎の後位から突き抜けて優勝のゴール。自身初となるG2初優勝を手にした。

※3日目（準決勝）レポートはこちら
※第7回フレッシュクイーンの結果はこちら

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【最終日・12R＝S級決勝】
1／古性優作（SS・大阪100期）
2／郡司浩平（SS・神奈川99期）
3／新山響平（SS・青森107期）
4／深谷知広（S1・静岡96期）
5／寺崎浩平（S1・福井117期）
6／村田雅一（S1・兵庫90期）
7／眞杉匠（SS・栃木113期）
8／浅井康太（S1・三重90期）
9／岩本俊介（SS・千葉94期）

【レース展開】

誘導以下、5寺崎-1古性-6村田、2郡司-4深谷-9岩本、7眞杉、3新山-8浅井で周回。新山がまず動いて、寺崎を叩いて先手を奪っていく。寺崎が3番手に入ると、赤板からすぐさま郡司がスパートしていく。打鐘で寺崎は郡司に合わせて踏みこんでいく。新山が先行し、寺崎も仕掛けて先手争いが続く中、単騎の眞杉が捲りで前団に迫る。最終BSで寺崎マークの古性が眞杉をけん制。新山が粘るが、直線で古性が突き抜けて優勝ゴール。2着に捲った単騎の眞杉、3着に新山が入線した。

【ウィナーズカップG2・決勝結果】
2車単1-7　2,340円（11番人気）
3連単1-7-3　20,440円（73番人気）
決まり手：差し-捲り

優勝／古性優作（SS・大阪100期）
※チャリレンジャー（スポンサード選手）
今回成績／特2・毘2・準1・決1
次走出場予定／高知G3（4月3日〜6日）

（G2初優勝は）良かったですね。（赤板で寺崎浩平が）浅井（康太）さんをどかすのか、どうするのかなと見ていました。結果的に残して楽になりましたね。寺崎が強かったです。沈んでしまいましたが、何とか残したかったと感じています。
（最終BSで眞杉匠の捲りは）見えていました。眞杉君を止めなかったら、寺崎にもチャンスがなくなると思ったし、止めればチャンスが出てくると思ったのですが。僕も余裕はなかった、キツかったですね。今回は、寺崎のレベルアップをすごく感じた開催でした。今までで一番、アップした感じでしたね。向上心があるし、わざわざ大阪に何かを得るために来てくれるくらい熱がある。僕がわかる範囲で教えるし、聞きたいこともあるので、お互いがよく進んだらいいなと思います。今回はG2、しっかりG1を獲れるように考えます。

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【今開催の開催レポート】
◆ウィナーズカップG2
前検日・初日・2日目・3日目
◆フレッシュクイーン
前検日・最終日

(P-Navi編集部)