【豪華メンバーが激突!】浜松オート特別G1「共同通信社杯プレミアムカップ」は19日開幕!

2025/03/17(月) 18:50

特別G1「共同通信社杯プレミアムカップ」が静岡県浜松市の浜松オートレース場にて、3月19日(水)から23日(日)までの5日間で開催される。
S級46名をはじめ、全国からトップレーサーが集結し、SG並みの白熱した攻防が繰り広げられる。また、優勝戦の着順によって付与される年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦のポイントにも注目したい。

※初日の出走表(3月19日更新)はこちら

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【青山周平が巧腕発揮!浜松の特別G1は連覇中】

青山周平

青山周平が今開催もシリーズの中心となろう。昨年9月の山陽プレミアムカップ優勝戦は、スタート先制の黒川京介をかわして完全優勝を果たしており、今回は連覇のかかる一戦。また、浜松でのプレミアムカップも22年、23年に優勝と強さを見せている。今年2月に浜松で行われたSG全日本選抜オートレースも完全優勝で制しており、浜松走路は現在11連勝中だ。2月山陽のG1スピード王決定戦、3月川口のG1開設記念グランプリレースは、ともに湿走路の準決勝戦で敗退。さらに川口G1の最終日には久しぶりのフライングも切ったが、挽回の走りでプレミアムカップ6回目、自身の記録をさらに更新する通算30回目のG1優勝への期待が高まろう。伊勢崎からは青山を筆頭に高橋貢、早川清太郎らが主力参戦する。

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【今年初優勝へ!鈴木圭一郎が決める】

鈴木圭一郎

2024年の最優秀選手賞に選ばれた鈴木圭一郎。「今年は優勝数を増やす」ことを目標に掲げていたものの、今年ここまで優勝に届いていない。その年の初優勝が3月下旬以降になったのは2017年以来(それもすごいことなのだが…)。2月浜松のSG全日本選抜では連勝で迎えた3日目にフライング失権しているだけに、それ以来となる地元戦で、巻き返しは必至だろう。プレミアムカップは昨年3月山陽で湿走路の優勝戦を逃げ切り、2回目の優勝を果たしている。まずは現在通算899勝なので、初日から節目勝利達成に注目だ。

鈴木宏和は2月浜松のSG全日本選抜で準優勝。その後は、山陽G1スピード王決定戦、地元の普通開催で準決勝戦が湿走路となり優出を逃しているが、短ハンデ戦となる今開催も得意のスタートは対戦相手に脅威でしかない。昨年9月山陽のプレミアムカップも準決勝戦を逃げ切って優出を果たしており(優勝戦4着)、今開催も優勝争いを賑わす存在となろう。

浜松からは金子大輔の安定感が見逃せない。3月川口G1開設記念グランプリレースで今年初めて優出を逃したが、ここまで1月浜松G2ウィナーズカップ、2月山陽G1スピード王決定戦を優勝。昨年のSG優勝が9年ぶり、今年のG1優勝は7年ぶり、そして今度は10年ぶりの特別G1優勝となるか。
ほかにも浜松は、今開催のポスターモデルにもなっている佐藤貴也や、木村武之、伊藤信夫らが出場。地元の特別G1で優勝争いを賑わせてくれそうだ。

鈴木宏和

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【黒川京介が浜松の地でリベンジへ】

黒川京介
佐藤励

川口からは次代を担う黒川京介、佐藤励が風穴をあけられるか。
黒川は2月浜松のSG全日本選抜で初日から5連勝で勝ち上がるも、優勝戦はスタート失敗から6着に終わった。昨年9月山陽のプレミアムカップ、一昨年9月浜松のプレミアムカップはともに青山周平の前に準優勝。直前の川口開催では青山を相手に完全優勝しており、今回も好スタートから快速を見せつけ、プレミアムカップ初優勝を狙う。

佐藤励が衝撃をもたらしたのは、3月川口のG1開設グランプリレースの準決勝戦。試走でオートレース最速タイ記録となる3.20をマークした。地元初タイトルを狙った優勝戦は落妨に終わり、まだまだ荒削りな面は散見するが、目を見張るスピードは特別G1制覇まで駆け上がっても不思議ではないもの。目標とする年末のトライアル戦出場がかかる開催でもあり、大きな一歩を踏み出せるか。

今開催は女子レーサーひとりだけの参戦となる佐藤摩弥、プレミアムカップ9回優勝の実績を誇る永井大介や、若井友和、森且行ら川口勢は今回も楽しみなメンバーがそろう。

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【1000勝のカウントダウンが始まる有吉辰也】

有吉辰也

飯塚勢は有吉辰也、荒尾聡の両者が中心となるだろう。有吉は3月川口G1開設記念グランプリレースでは勝ち星を積み重ねられなかったが、現在通算996勝で大台まであとわずか。プレミアムカップは3開催連続の優出中で、今年2月浜松のSG全日本選抜でも優出している。高い総合力を駆使して、メモリアル勝利へのカウントダウンにも注目したい。
荒尾は一昨年3月山陽で湿走路の中、プレミアムカップ初制覇。近況はグレードレースで優出漏れが続いているが、卓越したレース運びで存在感を示すか。
飯塚勢はほかにも2月浜松のSG全日本選抜で優出している長田稚也、直前の浜松を優勝して現在6連勝中の篠原睦の動向にも注意したい。

山陽勢はS級4名を中心に優勝戦線に加わりたいところ。中でも丹村飛竜は2月浜松の全日本選抜で予選3連勝、山陽G1スピード王決定戦では鋭い追い上げを披露して準優勝と、近況の動きは侮れない。

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【37期から2名が初出場!】

37期の浅倉樹良、森下輝の2名がプレミアムカップに挑む。すでに両者ともSGならびにG1開催は経験しているが、特別G1は今回が初参戦となる。上位陣に対して、どう立ち向かっていくか。新鋭レーサーの挑戦にも注目したい。

◆出場予定選手はこちら
※オートレースオフィシャルサイトが開きます。

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勝ち上がりを詳しく!

◆3/19〜3/20(初日・2日目)予選
↓ 2日間平均競走得点上位64名
◆3/21(3日目)準々決勝戦 第5R〜12R
↓ ①1着(8名)と①を除いた3日間の平均競走得点上位(24名)
◆3/22(4日目)準決勝戦 第9R〜12R
↓ 1着・2着の8名
◆最終日 優勝戦(8周戦)第12R

※予選・準々決勝戦で平均競走得点が同点の場合は、重ハンデ選手を上位とし、同ハンデの場合はランク上位者を上位とする。
※準決勝戦で同着があり、勝ち上がりに順位付けが必要な場合は、車番号の大きい選手を上位とする。ただし、0mオープンの場合は3日間の平均競走得点上位者を上位とする。得点も同じ場合は、重ハンデ選手、ランク上位の順に上位となる。

着順順位およびタイム順位得点(予選・準々決勝戦)は以下の通り
1着:8
2着:6
3着:5
4着:4
5着:3
6着:2
7着:1
8着:0
※着・タイム共に同得点
※競走戒告・試走戒告を受けた場合、合計得点から1回につき3点減点
※走法注意の判定を受けた場合は、合計得点から1回につき1点減点

競走得点算出方法は、
(競走得点合計-減点合計)÷完走回数
なお、小数点以下第2位で切り捨て

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【過去のプレミアムカップ・プレイバック】

前回は青山周平が優勝
2024年11月山陽オート
優勝:青山周平
2024年3月山陽オート
優勝:鈴木圭一郎
2023年9月浜松オート
優勝:青山周平
2023年3月山陽オート
優勝:荒尾聡
2022年9月浜松オート
優勝:青山周平
2021年7月飯塚オート
優勝:永井大介
2021年3月飯塚オート
優勝:青山周平
2020年9月山陽オート
優勝:早川清太郎
2019年9月山陽オート
優勝:鈴木圭一郎

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▼SG・プレミアムカップの優勝戦ポイント状況
SG優勝:青山周平
鈴木宏和 10
金子大輔 8
佐藤摩弥 7
伊藤信夫 6
黒川京介 5
有吉辰也 4
長田稚也 3

2023年までのプレミアムカップは優勝戦の1着から3着のみにポイントが付与されていたが、昨年から付与されるポイント変更および、1着から8着までが付与対象に広がった。昨年を例にとると、スーパースター王座決定戦トライアル出場が決まる合計ポイントは5点がボーダーとなり、次点は3点だった。今年も激しい出場権争いが予想されるだけに、プレミアムカップの優出と優勝戦の着順位は、年末の大一番を目指す上でも今まで以上に重要なファクターとなる。

共同通信社杯プレミアムカップ優勝戦得点表(変更後)
着順 得点
1着=10点
2着=8点
3着=6点
4着=5点
5着=4点
6着=3点
7着=2点
8着=1点
責外=2点
責任=0点
※責任には、フライング、出残り、後方スタート、故障完走(着順が変化した場合)を含む

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【オートレースオンボードカメラ配信】

特別G1共同通信社杯プレミアムカップの優勝戦においても、オンボードカメラを装着し、選手視点の迫力ある映像が見られるオンデマンド配信が実施される(レース終了後から順次公開)。

(P-Navi編集部)

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