2025/01/29(水) 22:45
久留米競輪場のナイター「第24回日本名輪会カップ戸上守杯×HPCJC(FI)」が29日に2日目を開催。6Rのガールズ予選2を走った坂口楓華に話を聞いた。
初日6Rに続いて、2日目の6Rも坂口楓華が白星奪取。危なげなく連勝で決勝進出を決めた。
「野口(諭実可)さんがどうするのかなって思ってました。前にいるなら先行しても良かったけど、自分の後ろを狙ってきた。野口さんは差し脚があるし、それならちょっと考えよう、少しでも仕掛けを遅らせようと。勝ちたいし、勝つことに徹しているので。初日よりも軽かったし、ピタリと付かれてもそこまで差し込まれることもなかった。悪くないと思います」
一昨年は18度のVで尾方真生と共に年間最多優勝記録を更新。そして昨年はさらに上回る20度のVを飾り、ガールズグランプリでは先行勝負に出て4着だった。
「ガールズグランプリは優勝しに行くって臨んだレースだった。あの舞台で風を切った感想ですか? なんか何もないというか、いい意味で周りが見えてなかった。ゾーンに入ったっていうやつだったと思う。それまでの2度のグランプリよりも腹をくくれていた。その辺は成長を感じられた。今年の目標は全場制覇です。まだあと12場くらい残っているんですけどね。あとはGIを獲る。去年はコレクションを獲れたけど、強い人しか獲れないところで結果を残したい」
その後も熱い思いが続いた。「グレードのあるレースで逃げ切れるようになりたい。12秒フラットくらいの上がりで逃げ切れれば、周りも意識して早めに動いてくれるようになるので。そうすれば今度は捲りやすくもなるので」
まだ久留米で優勝はない。目標に掲げる全場制覇に向けての第一歩となる決勝は、児玉碧衣との連勝対決が最大の焦点になるだろう。
「ローラーがいつもと感覚が違った。疲れがある感じ。でも悪くはない。力を出し切れるように、自分のレースを」
児玉撃破で久留米初Vとなるか注目だ。(netkeirin特派員)