2024/11/30(土) 19:00
大垣競輪場で30日から「開設72周年記念・水都大垣杯(GIII)」が開幕した。S級二次予選に出走する中野慎詞に話を聞いた。
ライン完成は窓場千加頼の近畿勢と森田優弥の関東勢だけと超細切れ戦となった初日特選。混戦を制したのは中野慎詞だった。ラインができた窓場と森田で壮絶な先行バトルを松浦悠士が単騎カマシ。中野は北井佑季の追い上げに乗る形で4番手だったが、バック過ぎから捲り発進。それに併せて山口拳矢も番手捲りを打つが乗り越えて1着ゲット。
本人も納得の表情を見せ「まずは余計な動きをせず後方から様子を見て、行けるところから仕掛けようと思っていました」と言うように冷静沈着な走りで力強さを感じた。
「まずは北井さんに付いて行って、バックで丁度緩んだところで仕掛けました。山口さんと併走になったが、4コーナーの下りを使って上手く伸びた。単騎の競走は去年のヤンググランプリ以来2回目だったけど、その時の反省を活かして走れたと思います」と会心の走りに思わず笑みがこぼれる。
二次予選は師匠である佐藤友和との連係となり「師匠とは函館で2回連係してこれが3回目。しっかり決まるようにまた頑張ります」と気合を入れ直した。
この大垣記念が終わると次走はいよいよ年末のヤンググランプリ。昨年は悔しい結果に終わっただけにそこに向けても内容のあるレースで更なる上昇を狙う。(アオケイ・松野記者)