【伊東温泉競輪・ミッドナイト】1期先輩の意地を見せた神尾敬冬「(好きなように走らせてくれた)先輩たちのおかげ」

2024/11/04(月) 08:15

伊東温泉競輪のミッドナイト「ニッカン・コム杯(FII)」が3日、2日目を開催。5Rのチャレンジ準決勝に出場した神尾敬冬に話を聞いた。

「どこかで一発思い切って仕掛けたいと思います」と話した神尾敬冬

 地元の123期・神尾敬冬が125期のルーキー佐々木亮太との力比べを制した。神尾の脚力の高さは誰もが認めるところだが、組み立てに難があるタイプ。この日もジャンで3番手を明け渡し5番手に下げるなど後ろには厳しい走りだったが、強引に巻き返すと、真後ろにハマられた佐々木の番手まくりを合わせ切った。ただ連勝にも笑顔はなく、「(好きなように走らせてくれた)先輩たちのおかげです。本当はラインで決めたかったんですが、今の自分にはその力がなくて…」と自分本位の仕掛けになってしまったことを申し訳なさそうに詫びた。

 とはいえ伊東バンクはこれで負けなしの5連勝。決勝はさらに強敵がそろうが「決勝までいってしまえば気楽に走れるので。どこかで一発思い切って仕掛けたいと思います」と無欲の一撃がさく裂するかもしれない。(netkeirin特派員)

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