別府競輪G3(準決勝)レポート

2024/07/27(土) 23:15

別府競輪G3(準決勝)レポート

2024年7月27日 別府競輪

令和6年能登半島地震復興支援競輪
開設74周年記念「オランダ王国友好杯」G3(3日目)

※ナイター開催
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【別府競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
別府競輪開設74周年記念オランダ王国杯G3ナイター3日目10RS級準決勝
赤板で谷口遼平が鈴木竜士を突っ張るが、打鐘めがけて伊藤颯馬が仕掛けて九州ラインが主導権取りに出る。3番手で内に谷口、外に大西貴晃で並走。伊藤後位では阿部将大が車間をあけるも、最終BS過ぎに谷口が阿部の内まで上がる。直線に向くと、阿部が鋭い差し脚で抜け出し1着。谷口マークの浅井康太が外に踏んで2着。逃げた伊藤が3着に粘った。

阿部将大
1着/阿部将大(S1・大分117期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:2回(24年6月函館)

9レースまで雷が鳴って意外でしたけど、気持ちは切らさずにいけました。自力屋なのに、前を付けてもらって、ありがたいです。(伊藤の仕掛けは)あそこのタイミングだと思ったし、あとはしっかり仕事したかったですけど、颯馬の先行の番手が初めてで、全然車間が切れずに申し訳なかったです。(内から来た谷口にも)何とか対応はできました。(3連勝は)できすぎですね。(状態は)問題ないです。決勝も颯馬と一緒なので、頑張りたいですね。長い間、大分から地元G3優勝者がいないから頑張ってくれという声も聞こえたので、しっかり狙っていきたいです。

決勝は、伊藤(颯馬)君の後ろ。番手。

浅井康太
2着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特9・二2・準2
G3優勝:34回(24年2月高松)

(直前に天候不良により選手紹介も中止で)このパターンは初めて。選手紹介も走って感触をつかみたかったのですが、いい経験にはなりました。こういう状況でもしっかり着を残せたのは大きいし、初日に比べれば良くなっていると思います。道中も余裕あって、(谷口)遼平の動き見ながら直線勝負して、ギリギリのところを内に突っ込んだ形でした。(シューズを戻して)回転も合ってきて、(今までカーボンで)踏みすぎていたので、今日の方が道中も楽で、最後もしっかり踏めました。しっかり対応はできたと思います。自分のできる限りの調整をして明日に向けたいです。

決勝は、近畿の後ろ。3番手。

伊藤颯馬
3着/伊藤颯馬(S1・沖縄115期)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(24年6月久留米以来)

(作戦は)前以外でした。バンクが滑っていて踏み上げが甘かったですが、その分ペースまで走れて、最後まで持ったと思います。脚を使ってくれたので、内ではなく、外から落ち着いてカマす感じになりました。しっかりゴールまで踏めたので悪くないです。でも、キツかったですね。決勝にも乗れたので、しっかりケアします。
(決勝は)自分の持てる力を出して頑張ります。自力。

10Rレース結果

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【別府競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
別府競輪開設74周年記念オランダ王国杯G3ナイター3日目11RS級準決勝
最終2コーナーで吉田有希が松浦悠士を叩いて主導権を握っていく。松浦は関東3番手を奪取。打鐘過ぎから北津留翼がスパートするが、吉田もペースを上げて北津留は不発に。吉田マークの武藤龍生が後続を警戒する中、3番手から松浦が仕掛け、マークの岩津裕介が吉田と武藤の間のコースを突き抜けて1着。2着に松浦で中国ワンツー。3着に武藤が入線した。

岩津裕介
1着/岩津裕介(S1・岡山87期)
今回成績:一1・二4・準1
G3優勝:7回(15年1月いわき平)

マツ(松浦)が好きに決める感じで、前受けを選んだので、吉田が先行で、中団入ってどうするのかなとは思っていました。でも準備している段階で、3番手の判断をした感じで、吉田の仕掛け次第でしたが、引いたら北津留がカマしてくるし、それだったら1車でも前だったのかなと。いい判断をしてくれました。永澤が3番手ついてくれたので、僕にも間ができたし、永澤のおかげですね。ワンツースリーもあるかなと思いましたが、武藤も余裕あって張ってきたので、僕も内に入っていく感じになりました。最低限はできているし、前の頑張りが大きいです。(決勝はワンツーが)理想ですね。

決勝は、松浦(悠士)君の後ろ。

松浦悠士
2着/松浦悠士(SS・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二2・準2
G3優勝:20回(24年3月玉野)

関東ラインが後ろにこだわっていたので、あの並びが一番いいかなと。佐藤(真一)さんが遅れた感じで、引いたら入られると思ったので、隙は逃さずに、何とか3番手確保できたのが良かったです。あとは北津留さんがどこでいなくなるか、武藤君のにらみもきいていたので様子を見ながら、という感じ。ダッシュは良かったですが、ゴール前の伸びがまだまだ。でも、セッティングと指定練習の内容を変えて、昨日一昨日よりは上積みがありました。自転車は良かったので、指定練習も天候次第でしっかりやってレースに臨みたいです。

決勝は、自力自在。

武藤龍生
3着/武藤龍生(S1・埼玉98期)
今回成績:特2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:8回目(24年4月西武園以来)

枠番的にキツかったので、後ろからで。松浦君が前を取ってくれたのも、キツいですが自分たちはやりやすくなりました。最近の(吉田)有希は点数を落としていますが、戻ってきているのも分かっていたし、すごく丁寧に走ってくれましたね。切るときも松浦君にプレッシャーをかけられないように、しっかり切って、北津留さんの踏み出しにも合わせていたので。でも、岩津さんの動きに最後、対応できませんでした。連日ラインに助けてもらって、自分の状態も良くなってきて問題ないです。与えられたところで、チャンスをもぎ取れるように頑張ります。

決勝は、自分で。単騎。

11Rレース結果

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【別府競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
別府競輪開設74周年記念オランダ王国杯G3ナイター3日目12RS級準決勝
赤板で中釜章成が松本秀之介う突っ張ると、赤板2コーナーから小畑勝広が仕掛けて打鐘で中釜を叩き、小畑-松谷秀幸が先手を奪う。中釜は3番手、小松崎大地が6番手、松本が8番手で最終HSを通過。最終2コーナーで中釜は捲りを打つと、逃げる小畑を最終3コーナーで捕えて先頭に立つ。中釜マークの古性優作がゴール前で中釜を差し切り1着。中釜が2着で大阪ワンツー。小松崎も外から迫るが、松谷が3着入線。

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特6・二1・準1
G3優勝:11回(24年3月松山)

(スタートは)6番(小畑勝広)も出たんですが、前に行かなかったので。(中釜が)うまいことレースを運んだなと思いました。練習は強かったので、練習の脚が出てきたのかなと思います。他地区の近畿の自力選手、例えば福井は寺崎(浩平)とか出てきていますけど、大阪から自力選手が出てきてくれたことがすごく嬉しいです。G1の決勝に連携できるように頑張りたいですね。どうなるかと思っていましたけど、強かったです。(自分の感触は)アップの最後の最後でひらめいたことがあって、今日はそれを試しましたが、それで昨日よりも良かったです。力がないだけなので、練習からしっかり頑張りたいです。

決勝は、中釜(章成)君の後ろ。番手。

中釜章成
2着/中釜章成(S2・大阪113期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(23年10月京王閣以来)

キツすぎる…。小松崎さんの後ろが良かったのですが、けん制になったら古性さんに任せようと。(小畑勝広が)来るのは分かっていたし、遅ければ突っ張るし、あのタイミングだったので、出させました。後ろが古性さんなら、他のラインも行きにくいし、あとは自分のタイミング。僕が1着を取ってインタビューを受けたかったんですけど(笑)、古性さんに根こそぎいかれました。レースは3日間、見えているのでいいと思います。脚は満身創痍ですが、戦いました。

決勝は、自力。

松谷秀幸
3着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
今回成績:特7・二1・準3
G3優勝:3回(20年3月奈良)

(小松崎に)行かれたと思いました。村上(博幸)さんをドカして、あれで一杯になりましたね。(小畑との)作戦もあんな感じではなかったので、えーっ!?と思っていました。めちゃくちゃ強かったですね。でも自分の後ろが中釜だったので、張ったのですが、スピードが違いました。(ゴール前で)踏み勝っているので悪くないですね。南関自力いないけど、決勝に乗れたので良かったです。脚の感じはいいと思います。明日は自分のやりたいとこをやれれば。

決勝は、九州へ。3番手。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝の( )は前回のG3優出開催

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【別府競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/阿部将大(S1・大分117期)
3/古性優作(SS・大阪100期)
4/岩津裕介(S1・岡山87期)
5/浅井康太(S1・三重90期)
6/中釜章成(S2・大阪113期)
7/武藤龍生(S1・埼玉98期)
8/伊藤颯馬(S1・沖縄115期)
9/松谷秀幸(S1・神奈川96期)

注目の並び想定は、
1松浦-4岩津
8伊藤-2阿部-9松谷
6中釜-3古性-5浅井
7武藤(単騎)

決勝は、松浦悠士の番手には、準決勝同様に岩津裕介が付く中国の2車。
伊藤颯馬には、こちらも準決勝と同じく阿部将大が付き、その後ろに松谷秀幸が回る九州・神奈川の3車ライン。
中釜章成の後ろは、ここも準決勝と同じで古性優作が付き、その後ろを浅井康太が続く近畿中部の3車ライン。
武藤龍生は単騎の競走を選択した。

ここは、伊藤と中釜のどちらが主導権を握るかがポイントになりそうだ。伊藤が連日のように長い距離を仕掛ければ、ここまで3連勝で勝ち上がってきた阿部に地元G3優勝のチャンス。しかし、準決勝のように中釜が冷静な見極めでレースをコントロールすると、古性、浅井に好展開が向く決着もありそうだ。
もちろん、連日の自力戦で調子を取り戻しつつある松浦も怖い存在で、勝負所を逃さずに、優勝争いに加わってくるだろう。
次戦がオールスター競輪の選手も多く、好レースが期待される一戦に注目です。


3日目第8レースは、悪天候のためレース中止となった

\別府G3(3日目)ピックアップ/
【3日目6R=S級選抜】
香川雄介
「負けられない思い」
1着/香川雄介(S1・香川76期)

負けられないと思っていましたし、どうにかしないといけないと。グレードレースを走って競走得点を下げている。これで浮上できなかったら終わりだと思って、今日は走りました。何年走れるか分かりませんが、一生懸命、頑張ります。

【3日目6R=S級選抜】
真鍋顕汰
「力を出し切る競走」
2着/真鍋顕汰(S2・三重121期)

前が踏み合っていたので、先行しやすいかなと。駆けた感じは、(速度が)垂れているので、後ろに迷惑をかけていると思う。脚力をつけて、落ち着いて駆けられるようになりたいです。格上ばかりですが、弱いなりに戦っていけるように頑張ります。落車がありましたが、今は力を出し切れるように頑張ろうと思います。

【3日目9R=S級特選】
佐々木豪
「悪天候でも気持ちを切らさず」
2着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

合志(正臣)さんが付いてくれていたので、早めに仕掛けようとバック線を取りに行ったのですが、申し訳なかったです。直前のレースが中止になったことは何度かありますが、走ると思っていたので気持ちは大丈夫でした。今日の感じだったら頭まで行かないとダメですね。4日間ともバックを取りに来たのですが、2つ取り逃したので、明日頑張ります。

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【別府競輪の直近レースレポート】
別府記念G3(23年12月)
優勝者:守澤太志
ウィナーズカップG2(23年3月)
優勝者:松浦悠士
ガルコレ別府ステージ(23年3月)
優勝者:佐藤水菜
別府記念G3(21年6月)
優勝者:守澤太志
別府記念G3(20年12月)
優勝者:浅井康太
別府記念G3(19年12月)
優勝者:松井宏佑
サマーナイトフェスティバルG2(19年7月)
優勝者:村上博幸
ガールズケイリンフェスティバルG2(19年7月)
優勝者:石井貴子
別府記念G3(17年12月)
優勝者:松井宏佑(P-Navi編集部)

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