2023/09/02(土) 20:19
開設73周年記念「平安賞」G3(3日目)
※競輪ルーキーシリーズ2023プラス(前検日)レポートはこちら
***************
【向日町競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
林慶次郎が打鐘前に蕗澤鴻太郎を抑えると、打鐘で太田竜馬が仕掛け、踏み上げる林を最終HSで叩いて太田が主導権取り。林マークの吉本卓仁が自力に転じて捲りを打つも、前団には届かず。太田マークの村上博幸が差し切り1着。2着に太田、3着は川村晃司が続いて、ラインの上位独占が決まった。
1着/村上博幸(S1・京都86期)
今回成績:特1・二2・準1
G3優勝:8回(19年2月奈良)
(太田竜馬は)強い選手なので、しっかり追走することだけを考えていましたし、地元記念の準決勝でどれだけ平常心で自分の走りをできるかだと思っていました。ここまで、いろいろな経験を積み重ねてきた結果だと思うので、それが出せて良かったです。脚は、レースに向けて仕上げてきたことを出せていると思います。優勝を狙えるのは今回が最後という気持ちで臨みたいです。
決勝は、(山田)久徳の番手。ビッグレースを獲ってきた経験値で、出し惜しみをしないように、いつも通り臨みたいと思います。
2着/太田竜馬(S1・徳島109期)
今回成績:特6・二1・準2
G3優勝:5回(21年7月小松島)
変なレースはできない、見せ場を作れるようにと思っていきました。(林)慶次郎が踏んでいたので、先頭に出切ってからはキツかったです。ゴール前、苦しい中でもよく踏めたのかなと思います。身体は、初日が一番疲れたので、今日は昨日よりマシですね。身体は重いのですが、動けているので、いい開催だと思います。
決勝は、自力。頑張るだけです。
3着/川村晃司(S2・京都85期)
今回成績:一3・二2・準3
G3優勝:2回(13年12月佐世保)
今日は、太田(竜馬)のダッシュに付いていけるか、どうかに、かかっていたと思います。本当に、踏み出しで迷惑をかけられないので、そこに集中していました。来る前、状態は良かったので、変わらずですね。前のおかげで決勝まで来られたので、明日もしっかり自分の役割を果たしたいと思います。
決勝は、近畿の3番手。
***************
【向日町競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板で坂井洋が突っ張ると、赤板2コーナーで小森貴大がスパートして坂井を叩く。城戸俊潔も仕掛けて先行争いとなるが、小森は主導権を譲らず。最終2コーナーでは小森の番手から山田久徳が捲り発進。近畿ラインを追った坂井は山田マークの岡崎智哉のけん制をかわして、直線外を鋭く伸び1着。2着に山田、3着に坂井マークの和田圭が入線した。
1着/坂井洋(S1・栃木115期)
今回成績:特7・二4・準1
G3優勝:1回(21年11月四日市)
スタートで想定外に誰も出なかったので、2つのラインを2回突っ張ることを覚悟して周回していました。小森(貴大)がダッシュよく打鐘前に先頭に出切ってくれたので、冷静に様子をうかがっていたのですが、前がゴチャついていたので、仕掛けるタイミングがなかったです。ここへ来る前の練習は良かったのですが、着がよくないですし、状態はいいとは言えないですね。
決勝は、自力です。
2着/山田久徳(S1・京都93期)
今回成績:特2・二1・準2
G3優勝:4回(22年10月松阪)
ラインとして反省点の残るレースでしたね。番手から出てからは、かかりも悪かったので、岡崎(智哉)さんに迷惑をかけました。スッキリとしないレースでした。調子は悪くない、いいのかなと思います。優勝を狙って頑張りたいですね。
決勝は、自力自在。
3着/和田圭(S1・宮城92期)
今回成績:特5・二2・準3
G3優勝:1回(18年4月西武園)
赤板で松坂(洋平)さんが切りに来た時に、坂井(洋)が上手く対応してくれて、いい位置を取れましたね。(最終4コーナーは)昨日も岡崎(智哉)はいい動きをしていたから、踏み負ける感じがあったので、内のコースを取った方が良かったのかなと、レース後に思いましたが、ギリギリ届いて良かったです。レース中に余裕が出てきた感じがあります。
決勝は、坂井(洋)君の後ろ。
***************
【向日町競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板過ぎに金ヶ江勇気が北井佑季を叩くが、連携離れて、金ヶ江の番手には北井が入る。北井は赤板過ぎ2コーナーから仕掛けて、金ヶ江をかわして主導権を握っていく。最終HS6番手から山本伸一が捲りを打つも不発。北井ライン優勢のまま最終コーナーを回り、北井マークの佐藤慎太郎がゴール前で差し切り1着。2着に北井、3着にライン3番手の尾形鉄馬が入線で、ライン上位独占となった。
1着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特4・二2・準1
G3優勝:10回(22年4月平塚)
(赤板1センター付近)冷静にすぐ、主導権を奪いに行った北井(佑季)はさすがだと思います。一緒に僕も先行させられているような感じで、脚がためられない感じで、北井の後ろは特殊ですね。ずっとかわせない北井をかわせたので、状態は悪くないのかなと。
決勝は、北井(佑季)の後ろにいきます。今日も世話になっているので。
2着/北井佑季(S1・神奈川119期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4目(23年8月富山以来)
初手で前を取れたので、すんなり引くことは考えていなかったです。結果的に突っ張ることができなかったのですが、すかさず巻き返して、ライン3人で決められて良かったと思います。昨日よりも脚の具合というか体調がいいので、さらに明日の方がいいのかなと思います。
決勝は、自力です。3日走って1着が取れていないので、なんとか1着を取りたいです。
3着/尾形鉄馬(S1・宮城107期)
今回成績:一3・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:初
(北井佑季さんの先行は)誰も来られないと思うくらい、初めて味わった感じです。強いメンバーと走っているので、少しずつ力がついている気がします。現状で、どれだけ戦えるのか楽しみです。
決勝は、太田(竜馬)君の後ろ。
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
***************
【最終日12R=S級決勝】
1/村上博幸(S1・京都86期)
2/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
3/太田竜馬(S1・徳島109期)
4/坂井洋(S1・栃木115期)
5/和田圭(S1・宮城92期)
6/川村晃司(S2・京都85期)
7/北井佑季(S1・神奈川119期)
8/尾形鉄馬(S1・宮城107期)
9/山田久徳(S1・京都93期)
注目の並び想定は
9山田—1村上—6川村
7北井—2佐藤
3太田—8尾形
4坂井—5和田
決勝は、山田久徳の番手に村上博幸、川村晃司が結束する京都3車ライン。
北井佑季の後ろには、準決勝と同じく佐藤慎太郎が付く南関東、北日本の2車。
太田竜馬には、尾形鉄馬が続く2車。
坂井洋の番手には、こちらも準決勝同様に和田圭が付くラインの4分戦となった。
北日本3車は、それぞれが番手を選択して別線となった。
徹底先行の北井や調子を上げてきた太田、坂井のラインと結束力が強固な地元京都勢がどんな作戦で立ち向かうかが焦点になろう。北井が圧倒的な先行力で主導権を握れば、番手の佐藤とワンツーフィニッシュが濃厚か。俊敏に立ち回る太田が好位を獲得すると、ゴール前を鋭く伸びてきそうだ。また好調とは言えないものの着をまとめている坂井の戦略は!? そして、地元ファンの期待が大きい京都勢は、ラインから優勝者を出せるのか。好レースが楽しみな一戦から目が離せません。
***************
【向日町競輪の直近の開催レポート】
23年6月施設整備等協賛競輪G3
優勝:簗田一輝
22年9月向日町競輪G3
優勝:脇本雄太
21年9月向日町競輪G3
優勝:脇本雄太
20年9月向日町競輪G3
優勝:山田英明
19年9月向日町競輪G3
優勝:阿部力也
18年9月向日町競輪G3
優勝:藤木裕
17年9月向日町競輪G3
優勝:小倉竜二(P-Navi編集部)