2021/09/05(日) 18:33
2021年9月5日
京都向日町競輪G3(最終日)
向日町競輪開設71周年記念「平安賞」
【最終日・10R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/内藤秀久(S1・神奈川89期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/大森慶一(S1・北海道88期)
5/村上博幸(S1・京都86期)
6/瓜生崇智(S2・熊本109期)
7/大石剣士(S1・静岡109期)
8/田中晴基(S1・千葉90期)
9/眞杉匠(S1・栃木113期)
3日目のレースレポートはこちら
新田祐大が初日失格、松浦悠士も準決勝で勝ち上がりを逸した今開催。シリーズリーダーを担ったのは脇本雄太で、初日特選から唯一の3連勝で決勝進出を決めた。特に準決勝では2着以降に大差をつける一人旅で圧勝して、完全優勝に王手をかけた。一方で若手機動型の活躍も顕著で、眞杉匠、大石剣士、瓜生崇智が決勝進出。破格の自力戦を展開する脇本に対して、若手機動型がどう挑むのかにも注目が集まっていた。
人気はもちろん脇本に集中。3連単の1番人気~28番人気までが脇本1着という「脇本オッズ」が形成されていた。
■レース展開
近畿ラインは前受けで周回を重ねる。
最終HS。脇本が大石も突っ張って先行
脇本が主導権を握ったまま最終BSも通過
ゴール。脇本が逃げ切り、近畿ワンツー決着となった
隊列は誘導以下、1脇本-5村上、6瓜生、7大石-2内藤-8田中、9眞杉-3佐藤-4大森で周回。まず脇本が誘導との車間をあけていく。赤板前から眞杉が上昇開始するも、脇本は眞杉を突っ張る。眞杉は4番手に入り、打鐘では7番手の大石がスパート。だが、大石の仕掛けも脇本は合わせきって主導権は譲らない。内藤、佐藤がそれぞれ切り替えて前を追うも、近畿ラインの背中は遠い。脇本はそのまま逃げ切りで完全優勝のゴール。2着にマークの村上で近畿ワンツー。終始近畿ラインを追う形になった瓜生が3着に入線した。
【向日町競輪G3・S級決勝結果】
2車単1-5 460円(2番人気)
3連単1-5-6 2,930円(8番人気)
2020年7月の福井記念以来、8回目の記念優勝。向日町記念は初制覇となった。
優勝/脇本雄太(SS・福井94期)
今回成績/特1着・二1着・準1着・決1着
次走出場予定/共同通信社杯G2(9月17日〜9月20日)
正直、ホッとしています。人気になっているだろうし、プレッシャーもかかっていて、それに応えるのに必死でした。今日は初日特選みたいな失敗したくなかったですし、あまりに遅く来たら突っ張ることも頭の中で考えていました。精神的にも肉体的にも現状維持で戦える手応えは証明できたと思います。ようやくラインで決まったことにもホッとしています。前受けから全部自分が先頭のレースは、今まで何回もやったことあるし、違和感はなかったです。今年は日本の競輪を一戦一戦走って、その魅力を伝えていければと思っています。次の共同通信社杯も優勝を目指して頑張ります。
2着の村上博幸(S1・京都86期)
3着の瓜生崇智(S2・熊本109期)(P-Navi編集部)