【浜松オートG1】鈴木圭一郎が最終周回で逆転V!

2023/05/14(日) 18:17

【浜松オートG1】鈴木圭一郎が最終周回で逆転V!

2023年5月14日 浜松オート
遠鉄グリーンカップG1開場67周年記念ゴールデンレース(最終日)

SGオールスター・オートレースの激戦から10日。浜松オートで5月10日に開幕したG1ゴールデンレースは、初日から3日までは良走路でのスピードバトルが繰り広げられたが、4日目から天気が一変。準決勝戦は湿走路でのレースとなり、走路を味方につけた選手、一本道の難走路を克服した選手が優勝戦に進出を決めた。
シリーズリーダーはオールスターを制した鈴木圭一郎で、地元凱旋で注目度もさらに高まる中、晴雨を問わない安定感を見せて優出。また、好調の有吉辰也や、大会連覇へマシンを立て直した木村武之、G1初優勝を狙う浅野浩幸、平塚雅樹、森本優佑らが優勝戦に駒を進めた。一方で、優勝候補に挙げられた佐藤貴也や金子大輔、永井大介は準々決勝戦で、青山周平が準決勝戦で勝ち上がりを逸するなど波乱含みの展開も続いた。

※準決勝戦のレポートはこちら

【12R=G1開場67周年記念ゴールデンレース・優勝戦】
8周回4,100m
湿走路(走路温度16度)
1/浅野浩幸(浜松25期)0m 3.75
2/平塚雅樹(浜松31期)10m 3.72
3/高橋義弘(川口29期)10m 3.71
4/森本優佑(飯塚31期)10m 3.68
5/岩崎亮一(山陽25期)10m 3.69
6/木村武之(浜松26期)10m 3.71
7/有吉辰也(飯塚25期)10m 3.66
8/鈴木圭一郎(浜松32期)10m 3.66
※右数字はハンデ、試走タイム

G1開場67周年記念ゴールデンレース優出者

最終日は前日から降り続いた雨で、1レースから湿走路スタート。その後も雨は降ったり、止んだりを繰り返し、コンディションは回復せずに、湿走路のまま優勝戦の時刻を迎えた。
試走は3.66で鈴木と有吉が同タイムでトップ。3.68で森本、さらに3.69で岩崎が続いた。試走トップをマークした鈴木と有吉の折り返しが人気オッズの中心を形成した。

小雨の中、優勝戦がスタート。0mハンデの浅野が逃げ展開に持ち込んで、序盤は大きくリードしていく中、有吉と鈴木が徐々にポジションを上げていく。浅野が先頭のまま最終周回を迎え、差を詰めた有吉が外から攻めると、最終3コーナー過ぎに両者の争いでもつれて開いた内に鈴木が飛び込んで逆転。鈴木は前節のSGオールスターに続いて、グレードレースを連続優勝。ゴールデンレース優勝は2020年以来3回目で、G1は約2年ぶり通算14回目の優勝を果たした。

■レース展開
G1開場67周年記念ゴールデンレース優勝戦スタート

G1開場67周年記念ゴールデンレース3コーナー

G1開場67周年記念ゴールデンレース優勝戦周回中

G1開場67周年記念ゴールデンレース優勝戦周回中

G1開場67周年記念ゴールデンレース優勝戦最終コーナー

G1開場67周年記念ゴールデンレース優勝戦チェッカー

0mハンデから1・浅野がスタート決めて逃げ態勢に入っていく。10mハンデからは2・平塚が2番手に付け、大外の8・鈴木はスタートで7・有吉の前に出るものの、3コーナーで有吉が外から巻き返して、鈴木の前に出る。
浅野が快調に飛ばす中、3周回3コーナーで5・岩崎亮一が平塚をかわして2番手、有吉も4番手、鈴木も5番手まで上がる。有吉は4周回目に平塚を捲って3番手、鈴木はインからかわして4番手に浮上。大きくリードを取りながら浅野が逃げ、残り2周に入るところで有吉が岩崎をとらえて2番手、鈴木も7周回3コーナーで岩崎を抜いて3番手で前を追う。最終周回に入ると、有吉が猛然と追い込んで、浅野との差を詰める。最終3コーナーで有吉が外を仕掛けて、浅野ともつれたところを、3番手の鈴木がインから抜け出して一気に逆転。鈴木が優勝のチェッカー。2着に浅野、3着に有吉で決着した。

【G1開場67周年記念ゴールデンレース優勝戦・結果】
2連単8-1 5,740円(15番人気)
3連単8-1-7 14,560円(35番人気)

鈴木圭一郎
優勝/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走車名:カルマS5K
ランク:S2
今回の成績:1着・3着・1着・1着・1着
競走タイム:3.745
次回出場予定:川口(6月3日~6日)

ラッキーでした。諦めずに最後まで走ったのが良かったです。
試走は昨日より滑る感じがしました。昨日の方が良かったですが、戦えないエンジンではなかったですね。
スタートの展開は良かったです。でも、位置が悪くてやり返されてしまったので、そこは反省点です。
滑るコーナーと滑らないコーナーがあったので、滑らないほうだけ仕掛けようと。
(最終周回に)焦りはなかったですが、勝てるとも思っていなかったです。
(浅野と有吉が)やりあってくれたので、道があきましたね。自分でもビックリしています。
初日、2日目が自分の中で良くなかったのですが、そこから整備したことで、優勝ができたと思います。
次は川口の一般開催。また体調を整えて、またいいレースできるように頑張ります。

表彰式の鈴木圭一郎

表彰式(P-Navi編集部)

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