2023/01/14(土) 20:08
開設73周年記念「和歌山グランプリ」(3日目)
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【和歌山競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板過ぎに先頭に立った眞杉匠を中西大が抑えて、和歌山ラインが主導権を握っていく。車間をあけて4番手で眞杉が続き、最終HSを通過。眞杉は最終2コーナーから捲り発進すると、中西マークの石塚輪太郎も合わせて踏むが、眞杉が最終3コーナーで先頭に立つ。粘りこみを図る眞杉を、新田祐大が捲り追い込んで1着。2着に新田マークの守澤太志で東北SSラインのワンツー。3着に眞杉が入線した。
1着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:10回(23年1月立川)
最終周回では、眞杉(匠)君が先頭に出切る展開になったので、そこからは思い切り踏み込みましたが、手応えはあまりなく、思ったようなスピードを感じなかったです。脇本(雄太)、古性(優作)の2人が断然強いのは分かっているし、誰が勝ち上がってきても難しいレースになると思うので、隙を見せずタイミングを逃さないように挑みたいと思います。
決勝は、自力。
2着/守澤太志(SS・秋田96期)
今回成績:特3・二1・準2
G3優勝:3回(22年11月四日市)
強かった頃の新田(祐大)君に戻ってきているなと感じます。ゴール前では、本気で抜きにいったのですが、新田君が強かったですね。
決勝も、新田君の番手。
3着/眞杉匠(S1・栃木113期)
今回成績:一2・二1・準3
G3優勝:2回(22年7月小松島)
踏み応えは日に日に良くなって、今日が一番良かったのですが、あれで捲られてしまうのでは考えないといけないですね。明日もしっかり走りたいと思います。
決勝は、単騎で自力。
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【和歌山競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
深谷知広が抑え行くが、赤板で南潤も譲らずに突っ張り、近畿ラインがレースの主導権を握っていく。4番手に単騎の伊藤旭、5番手に深谷に入る態勢で最終HSを通過。南マークの古性優作は後続をけん制しつつ、最終BS過ぎに捲りで抜け出す。中団から深谷が捲り追い込むが、古性が押し切り1着。2着に深谷、3着に近畿3番手の藤田勝也が入線した。
1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:6回(21年7月福井)
(南)潤が、すごい気迫で走ってくれました。深谷(知広)さんが本当に強くて、油断すると簡単に負けてしまうので、同県の南の番手を譲ってくれた藤田(勝也)さんのためにも、しっかりペダルを踏もうと思っていました。踏み込んだ感触は良かったです。
決勝は、脇本君の番手。気を引き締めて頑張ります。
2着/深谷知広(S1・静岡96期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二3・準2
G3優勝:17回(22年8月小田原)
赤板では、前を走る南潤選手の覚悟ある走りで、前に出させる隙がなかったです。ペダルを踏んでいる感触は悪くはないと思います。調子は上向いてきていると思いますが、このままでは勝てないので、さらに上げられるように備えたいです。
決勝は、単騎で自力。しっかり自分の走りをしたいと思います。
3着/藤田勝也(S2・和歌山94期)
今回成績:一2・二4・準3
G3決勝:初
今日は単騎勢もいたので、内を付かれないように、そこだけ意識していました。ゴール前では、和田(健太郎)さんに飲まれたのかと思いましたが、(勝ち上がれて)良かったです。記念決勝は初めて、追走して迷惑をかけないようにしたいです。
決勝は、古性君の後ろ。
11Rレース結果
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【和歌山競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板前に先頭に立った青野将大が先行態勢に入ると、中団には山崎芳仁で、脇本雄太は7番手で仕掛けをうかがう。最終2コーナー前から脇本は捲り発進すると、山崎も合わせて捲りを打つ。青野マークの近藤保が山崎にけん制する中、その外を脇本が3コーナー過ぎに飲み込んで、そのまま今開催3連勝のゴール。南関勢を捲り切った山崎が2着、山崎マークの佐藤友和が3着。脇本マークの東口善朋は4着で優出を逃す。
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:11回(22年9月向日町)
後ろに引いてから、自分の間合いをとっていたつもりですが、打鐘で仕掛けるべきだったのか否かの迷いもあったので、気持ちの面で反省があります。調子のいい頃と比べると、まだまだだと思いますが、踏み上げている感じは悪くないと思います。グランプリを終え、まだスイッチが入りきっていない部分がありますが、現状の力を出し、次につながるレースをできるよう考えないといけないと思っています。古性(優作)君と(藤田)勝也もいる、ラインでワンツースリーできるようなレースをしたいと思います。
決勝は、自力。
2着/山崎芳仁(S1・福島88期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:17回(20年1月いわき平)
脇本(雄太)君が強いですね。最終2コーナーでは、脇本君が踏み出しからではタイミングが遅いので仕掛けた感じです。体調も戻り、自分なりには戦えていると思います。
決勝は、北日本の3番手。
3着/佐藤友和(S1・岩手88期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:7回(12年10月一宮)
今日は、山崎(芳仁)も後ろの脇本(雄太)をどう苦しめるかのレースだったと思います。山崎さんの踏み出しや捲りのスピードも良かったので、僕に余裕があれば、脇本に一度はけん制できたのかなと思いますが、新たなチャレンジをして臨んだ開催で結果が出ているので、今後のレースが楽しみと思っています。
決勝は、北日本の4番手。精一杯頑張ります。
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
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【最終日12R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/眞杉匠(S1・栃木113期)
3/新田祐大(SS・福島90期)
4/山崎芳仁(S1・福島88期)
5/古性優作(SS・大阪100期)
6/藤田勝也(S2・和歌山94期)
7/守澤太志(SS・秋田96期)
8/佐藤友和(S1・岩手88期)
9/深谷知広(S1・静岡96期)
注目の並び想定は
1脇本-5古性-6藤田
3新田-7守澤-4山崎-8佐藤
3眞杉(単騎)
9深谷(単騎)
決勝は、脇本雄太に古性優作、藤田勝也と連携する近畿3車。
新田祐大の番手に守澤太志が付き、山崎芳仁、佐藤友和の4車が結束する北日本勢。
眞杉匠と深谷知広はそれぞれ単騎の競走となった。
KEIRINグランプリ2022、そして今開催の初日特選でもワンツーを決めている脇本と古性。連日の破壊力ある脇本の捲りを見ると、近畿ラインが圧倒的優位に思えるが、S級S班の新田と守澤を前に据え、4車が連携した北日本が結束力で応戦すれば、波乱の展開もあるか。また、単騎だが、強気な戦いを心情とする眞杉や、そろそろ本領を発揮したい深谷の動向も注視したい。
立川記念に続き、今年の勢力図を見極める一戦にご注目ください。
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\和歌山G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目9R=S級特選】
チャンスをものにし1勝
1着/椎木尾拓哉(S1・和歌山93期)
他地区の追い込みが付いているのに、 (阿部将大は)あの様なレースをしてくれて、冥利に尽きます。連日不甲斐なかったので、しっかり1着を取らないとといけないと思っていました。最終日も、いい着を目指して頑張ります。
【3日目9R=S級特選】
納得の内容で明日も頑張る
2着/阿部将大(S1・大分117期)
岡崎(景介)さんを後方に置き、捲られるのは仕方ないが、長島(大介)と勝負と思っていた。先行で自分のペースに入れられたのでレース内容が良かったです。初日に比べ落ち着いていたのが良かったと思います。先行主体でなんでもやるイメージで、最終日も1着を目指して頑張ります。
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【和歌山競輪・過去のレポート】
和歌山G3(2022年)優勝者:郡司浩平
岸和田G3in和歌山(2021年)優勝者:松浦悠士
高松宮記念杯G1(2020年)優勝者:脇本雄太
和歌山G3(2020年)優勝者:松浦悠士
和歌山G3(2019年)優勝者:池田憲昭
和歌山G3(2018年)優勝者:東口善朋
全プロ記念競輪(2017年)優勝者:古性優作(P-Navi編集部)