2022/12/05(月) 20:46
開設72周年記念「玉藻杯争覇戦」(3日目)
***************
【高松競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板過ぎに高橋築が稲毛健太を抑えると、稲毛は引いて6番手。打鐘過ぎ2センター付近から稲毛はスパートすると、先行態勢の高橋を叩き切り、最終BS前には先頭に立つ。稲毛には稲川翔、南修二がしっかりと続き、ゴール前で稲川が差し切り1着。2着に南、3着に稲毛で近畿ラインの上位独占となった。
1着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:特2・二3・準1
G3優勝:2回(18年1月松阪)
(稲毛が)力でねじ伏せてくれました。自力選手が、脚力を削りあった競走をしたら、誰が外から飛んでくるのかわからないので、後ろに付いていてラインが先頭に出切った時のことを考えていました。3番手に南(修二)さんだったので、すごく安心感もありましたね。二次予選で力の無さを痛感していたので、今日は緊張しました。
決勝も、稲毛(健太)君の番手。
2着/南修二(S1・大阪88期)
今回成績:特落・二1・準2
G3優勝:1回(15年8月富山)
(稲毛のダッシュが)キツかったし、強かったと思います。最終BSでは油断しないように、(ライン)3人で決められたらいいと思っていました。(初日の)落車の影響は感じないですね。
決勝は、近畿ラインの3番手。
3着/稲毛健太(S1・和歌山97期)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:14回目(22年10月松山以来)
今日は、西村(光太)さんも4番手に付いてくれていたので、できたら先行と考えていたのですが、やりにくいメンバーでカマシの感じになりました。後ろの2人はしっかり仕事をしてくれるので、しっかり仕掛けたかったですね。脚の感じは、日に日によくなってきています。明日こそしっかり走ります。
決勝は、自力です。
***************
【高松競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
野口裕史が赤板から突っ張って主導権取りに出る。4番手には佐々木悠葵が入り、6番手に渡邉一成、8番手に吉田茂生の態勢で打鐘。最終HSを通過。最終2コーナーから渡邉が捲りを打つと、最終3コーナーでは中団の佐々木が内を突く。佐々木は野口マークの香川をけん制しつつ、先行する野口のあいた内コースを伸びて1着。内から続いた吉澤純平が2着で関東ワンツー。直線で伸び返した香川雄介が3着で地元記念優出を決めた。
1着/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
今回成績:一5・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(22年11月京王閣以来)
最終BSで、一度スピードを落としてしまったので、外からを仕掛けられないと思い、内から香川(雄介)の位置を攻めようと思ったのですが、まったく動かなかったですね。自力で思いきり仕掛けていないので、脚の感じはわからないです。
決勝は、眞杉(匠)君の番手。
2着/吉澤純平(S1・茨城101期)
今回成績:特落・二1・準2
G3優勝:4回(22年6月取手)
(初日)落車をしているので万全ではないのですが、ツキはある。自力選手のおかげで、何とか勝ち上がれているのでよかったと思います。
決勝は、眞杉(匠)、佐々木(悠葵)の後ろです。
3着/香川雄介(S1・香川76期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二3・準3
G3優勝:3回(08年10月観音寺)
野口(裕史)がめちゃくちゃハイピッチで、打鐘のところで自分の残りの脚力と残りの距離との採算が合わなくなって、とても辛かった。脚がキツかったです。(最終2コーナー過ぎ内に入ってきた)佐々木(悠葵)に全体重を乗せてやりました。あいつもキツかったと思います。しかし野口は、強いですね。ずっと緩い上り坂を走らされているみたいでした。恵まれて決勝に進め、ホッとしています。
決勝は、簗田(一輝)君の番手。強い競走をしていたので。
11Rレース結果
***************
【高松競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板で簗田一輝が眞杉匠を抑える。瓜生崇智が4番手、佐々木豪が6番手、眞杉は8番手に引いて打鐘を迎える。打鐘後に8番手から眞杉が仕掛けると、最終HS過ぎに簗田を叩いて主導権取り。簗田は番手に飛びつきを狙うが、宿口陽一が守り切って、簗田は3番手に入る。抜け出した眞杉に、宿口が差し脚を伸ばすが、眞杉が振り切り1着。2着に宿口で関東のワンツー。3着には簗田が入線した(※ゴール後に落車)。
1着/眞杉匠(S1・栃木113期)
今回成績:特4・二2・準1
G3優勝:2回(22年7月小松島)
初日は、脚がすごく重かったのですが、日に日によくなっていて、重い中で回せるようになってきたと思います。しっかり疲れをとって明日に備えます。優勝したいです。
決勝は、自力です。
2着/宿口陽一(SS・埼玉91期)
今回成績:特7・二4・準2
G3優勝:2回(22年10月京王閣)
(眞杉が)強かったですね。(打鐘過ぎ)3コーナーの登り口で仕掛けていったのでキツかったです。病気明けであまり練習ができなかったので、正直なところ不安しかなかったですが、ラインのおかげで勝ち上がることができました。
決勝は、関東の4番手です。
3着/簗田一輝(S2・静岡107期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:8回目(22年8月岸和田以来)
打鐘過ぎ3コーナー辺りからは全開で仕掛け、前に出させるつもりはなかったのですが、(眞杉に)出られてしまいました。なんとか追いつきましたが、(脚は)一杯いっぱいでした。(ゴール後の落車で)むち打ちがちょっとあるのと、左の脛に擦過傷が少しあるだけです。しっかり身体を柔らかくして、明日に挑みたいと思います。
決勝は、自力。香川(雄介)さんが付いてくれるので、精一杯、頑張るだけです。
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
***************
【最終日・12R=S級決勝】
1/香川雄介(S1・香川76期)
2/南修二(S1・大阪88期)
3/宿口陽一(SS・埼玉91期)
4/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
5/吉澤純平(S1・茨城101期)
6/稲毛健太(S1・和歌山97期)
7/眞杉匠(S1・栃木113期)
8/簗田一輝(S2・静岡107期)
9/稲川翔(S1・大阪90期)
注目の並びは
8簗田-1香川
6稲毛-9稲川-2南
7眞杉-4佐々木-5吉澤-3宿口
決勝は、簗田一輝に香川雄介が付く即席ライン。
準決勝同様に、稲毛健太に稲川翔、南修二が続く近畿ライン。
眞杉匠の番手には佐々木悠葵、吉澤純平、4番手に宿口陽一が固めて関東4車が結束する。
ライン4車の長さを活かし、眞杉が主導権を握ると、他のラインの勝機が薄くなりそうだが、信頼のある稲川と南を味方に、稲毛がダッシュ力を武器にレースを組み立てそうな近畿ラインの動向にも注視したい。
また地元からは香川が唯一の決勝進出を決めた。地元の香川を付け、精一杯頑張るだけと話す簗田の一発も不気味だ。激戦必至の一戦にご注目ください。
***************
\高松G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目・4R=S級選抜】
収穫のある開催になる
1着/上野雅彦(S2・香川119期)
自分のラインが2車で、先行するのもキツいと思ったので、前を取ってからの組み立てが一番決まると思いました。しっかり展開がはまってよかったです。昨日の失敗があったので、早めに仕掛けようと思っていました。ダッシュの感じもよかったです。今年1月の記念では、力不足で何もさせてもらえなかった。今回は、色々と収穫もあり、いい感じで終われそうです。最終日も、気を引き締めて頑張ります。
【3日目・7R=S級選抜】
しっかり成績を上げたい
1着/石原颯(S1・香川117期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
後ろが競りのレースは、あまり慣れていないです。(打鐘過ぎの2センターで)内に竹内(翼)さんが見えたし、前まで出切れるなと思い、落ち着いて仕掛けられたと思います。特別競輪を含め、出たいレースで走れるように、しっかり成績を上げていきたいです。明日も、積極的に頑張りたいと思います。
【3日目・9R=S級特選】
強いレースで、開催を終えたい
2着/太田海也(S2・岡山121期)
(スタートで)前が取れたら、しっかり脚力を使って、突っ張りたいと思っていました。誘導との車間を空けて待ち構えていましたが、橋本(瑠偉)選手の方が一歩スピードが上で、結果的に出られてしまいました。橋本選手の後ろに入ってからは落ち着いて(打鐘過ぎ2コーナーから)イチかバチかで出ていきました。めちゃくちゃしんどくて、最後は岩津(裕介)さんに差されましたが、そこで踏み直しがもっと出きるように、1着でゴールできるように頑張っていきたいです。強いレースをして、この記念を終わらせられたらと思います。
***************
【高松競輪レポートプレイバック】
2021年2月高松記念G3
優勝:松浦悠士
2020年2月高松記念G3
優勝:松浦悠士
2019年2月高松記念G3
優勝:太田竜馬
2018年2月高松記念G3
優勝:三谷竜生
2017年3月ウィナーズカップG2
優勝:郡司浩平(P-Navi編集部)