2022/08/14(日) 23:59
SG第26回オートレースグランプリ(5日目)
【9R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
1・伊藤信夫が最内から好スタートを切って先手を奪取。6・荒尾聡もスタートから2番手の好位置につける。伊藤の逃げ展開で、荒尾は2番手から仕掛けを試みるがとらえきれない。3番手には3・木村が上昇して3車の優出争いに絞られるが、伊藤が8周回を逃げ切り1着。2着に荒尾、3着に木村で決着した。
1着/伊藤信夫(浜松24期)
競走タイム3.420
競走車名:プロドライブ
ランク:S12
今節の成績:2着・3着・3着・2着・1着
SG優勝回数:5回(2020年グランプリ)
4日目は苦手な湿走路を克服して2着。「昨日、雨を乗れたことが今日に活きました」と、さらに好リズムを引き寄せた。準決勝戦は「連日、切れている」スタートを武器に、1枠から8周回を逃げ切り。2年前の伊勢崎オートレースグランプリで13年ぶりのSG制覇を飾り完全復活を印象付けた。ベテランがグランプリVの再現へ、「しっかりと車を仕上げたい」。
2着/荒尾聡(飯塚27期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走タイム3.422
競走車名:デフジャムAK
ランク:S3
今節の成績:1着・2着・1着・3着・2着
SG優勝回数:5回(2021年全日本選抜)
レース後のチャリレンジャー荒尾選手コメント
「準決勝戦は試走から感じは良く乗れていました。スタートは今節悪くないので、今日も抜群に切れたのですが、信夫さんがさらに速かったですね。あとは仕掛けようと思ったときに、木村(武之)さんも見えていたので、ミスしたらやられると思い、考えながら乗りました。
ここまで5走して、2日目から徐々に良くなってきています。優勝するにはもうちょっと必要かなと思うのですが、最近の中では良い方だと思います。あと今節は内枠にもたくさん入れていたので、流れも良いです。
エンジンで今足りないのは、手前の瞬発力と、もうちょっと敏感さも足りていない。優勝戦に向けて、そこを求める整備をしていきたいと思います」
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【10R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
1・鈴木宏和がインからスタートを決めるも、4・早川清太郎がセンター枠から抜群の飛び出しを見せて、1周3コーナーで鈴木をかわして先頭に立つ。鈴木も2番手でレースを進めるが、8・中村雅人が周回ごとに差を詰めて、6周回で2番手に上がる。独走の早川が1着、2着に中村が入り、最終周回で6・岩見貴史が鈴木をとらえて3着。
1着/早川清太郎(伊勢崎29期)
競走タイム3.395
競走車名:シナモン
ランク:S5
今節の成績:2着・1着・2着・7着・1着
SG優勝回数:0回
SG優出回数:16回目(2022年オールスター以来)
準決勝戦は4枠から「自分でもビックリした」というほど切れ味あるスタートを決めた。素早い捌きで先頭に立つと、この日の一番時計3.395で、しっかりと地元SGの優勝戦にコマを進めた。エンジンも「フィーリングが良かったので、不安なく走れた」と好感触。優出インタビューでのひときわ大きなファンの応援が物語るように、期待されることは一つだけ。「最後、狙うしかないです」。16回目のSG優出で、念願のSG初タイトルをつかみ取るか。
2着/中村雅人(川口28期)
競走タイム3.420
競走車名:KOモンソン
ランク:S6
今節の成績:3着・1着・2着・5着・2着
SG優勝回数:6回(2016年グランプリ)
試走自体に「手応えはなかった」ものの、さすがの追い上げで、しっかりと優出圏内に入った。「スタートは自分なりに切れているけど、回りが早い」と苦心するが、百戦錬磨の捌きでリカバリーしてきた。オートレースグランプリは2016年に優勝歴があり、その開催でSGグランドスラムを達成。「もっとエンジンを良くしないと勝てない」との評価だけに、6年ぶりのSG制覇に向けて、どこまで仕上げてくるか。
※SG優勝回数の( )は直近のSG優勝開催
※SG優出回数の( )は直近のSG優出開催
【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
2・小林瑞樹がスタート先制して逃げ展開に持ち込む。スタート3番手につけた5・永井大介は2周回目に松本やすしをとらえて2番手に上がると、6周回1コーナーで小林のインに入り先頭奪取。永井はそのまま押し切って1着。3番手から7・鈴木圭一郎が追い上げるも、2着は小林。SGグランドスラムがかかる鈴木だったが3着敗退に終わった。
1着/永井大介(川口25期)
競走タイム3.398
競走車名:ダビド・ビジャ
ランク:S4
今節の成績:1着・4着・1着・8着・1着
SG優勝回数:15回(2018年スーパースター)
今開催は1日目、3日目、5日目と飛び石ながらシリーズ3勝で、優勝戦進出を決めた。今節はスタートが「ギリギリのタイミングだけど、切れています」と好材料。タイヤも良く、快ペースのまま8周回を走りぬいた。Wグランドスラマーの偉業を達成しているが、近況は2018年のスーパースターからSG優勝は遠ざかっている。「今日は重さが出ていた。勝つにはもうひと整備が必要」で、4年ぶりのSG戴冠へ態勢をさらに整えていく。
2着/小林瑞季(川口32期)
競走タイム3.400
競走車名:ギョウジュウ
ランク:S34
今節の成績:4着・5着・6着・3着・2着
SG優勝回数:0回
SG優出回数:初
2枠から目の覚めるようなスタート先制を決めると、永井大介には敗れたものの2着で初のSGファイナルの切符をつかんだ。マシンは「最高の状態です」と言うほどの手応え。2020年に伊勢崎のムーンライトチャンピオンカップでG1初優勝。今年2月には川口のG1開設記念レースで、念願だった地元G1タイトルを奪取。一つずつ夢を叶えてきた中で、今開催は「目標にしていたSG優出。本当に嬉しい」とガッツポーズ。次はもちろん、SG初制覇へ。初の10周戦をどう走り抜けるか。
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【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)
センター枠から4・加賀谷建明が抜群の飛び出しを見せるも、7・青山周平も外から車を伸ばしてスタートで2番手に。青山は1周回4コーナーで加賀谷をかわして先頭に立つと、あとは独走状態に。青山が連勝ゴールを決め、2着もスタート決めた加賀谷が粘りこんだ。4周回目に2・金子大輔をかわした1・渡辺篤がそのまま3着に入線した。
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.398
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・1着・1着
SG優勝回数:10回(2021年スーパースター)
準決勝戦も盤石のレース運びで1着。今開催の出走表に初日から「1」を5つ並べた。4日目から準決勝戦にかけても「微調整程度」で、高位安定のパフォーマンスを見せている。グランプリは2019年に完全優勝を成し遂げているが、当時は5日制。6日制ナイターとなった今年も、圧巻の走りで完全優勝にリーチをかけた。選択順位1位で選んだ車番は「1枠」。「まだまだ整備は進めていきたい」と、優勝戦への準備も余念がない。SG通算11回目、グランプリは3年ぶり3回目の制覇をパーフェクトVで飾れるか。
2着/加賀谷建明(川口27期)
競走タイム3.415
競走車名:ビッグボス
ランク:S19
今節の成績:7着・3着・6着・1着・2着
SG優勝回数:0回
SG優出回数:5回目(2022年オールスター以来)
十八番のスタートを決めて序盤から好展開に持ち込んだ。ナンバーワンの攻めには屈したが、2着に粘って、今年のオールスターに続いてのSGファイナル進出を決めた。SGは5回目の優出で、グランプリの優出は今回が初めて。集中したスタートは「最近、黒川(京介)に聞いて、練習していた」成果を発揮。オールスターの優勝戦は湿走路で3着だったが、今回は8枠から。「外枠だけど、いいスタートを決めて見せ場と作りたい」。
※SG優勝回数の( )は直近のSG優勝開催
※SG優出回数の( )は直近のSG優出開催
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【最終日・12R=優勝戦】
*10周回 5,100m ※0mオープン戦
1/青山周平(伊勢崎31期)
2/早川清太郎(伊勢崎29期)
3/永井大介(川口25期)
4/伊藤信夫(浜松24期)
5/荒尾聡(飯塚27期)
6/小林瑞季(川口32期)
7/中村雅人(川口28期)
8/加賀谷建明(川口27期)
枠番選択は、準決勝戦1着選手で今開催の優先順位上位選手から、好きな車番を選び、準決勝戦2着選手も同様の順番で選択していく形式。
青山が選択順位1番目で、迷わず1番車の勝負服を選ぶと、次の早川が2番車を選び、選択する順番に内枠から埋まっていった。
注目は何と言っても、青山周平のグランプリ完全優勝なるか。今節は唯一の5連勝で勝ち上がっており、1枠から横綱相撲を見せるか。永井大介、伊藤信夫、荒尾聡、中村雅人の実力者も青山の連勝を止めるべく、優勝戦に向けて対策を練ってくるはず。
早川、小林、加賀谷の3名がSG初制覇を目指す。特に早川は2枠に入り、地元で悲願のSGタイトルを奪取なるか、期待は高まるところ。
なお、最終日の天気予報(前日の段階での予報)は曇り、降水確率は0%。良走路で10周戦を迎えられそうだ。
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オートレースグランプリ特集
▼第26回SGオートレースグランプリのチャリロト特設サイトを公開中!
最終日は優勝戦の直前予想を大公開!
オートレースグランプリの開催データも満載ですので、ぜひご覧ください!
特設サイトは、こちらから
▼チャリレンジャー・荒尾聡選手の特別インタビューを公開中!!
インタビューはこちらからご覧ください。
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SGオートレースグランプリの過去レポート
2021年8月伊勢崎
優勝者:篠原睦
2020年8月伊勢崎
優勝者:伊藤信夫
2019年8月伊勢崎
優勝者:青山周平(P-Navi編集部)