高知競輪G3(3日目)レポート

2022/02/28(月) 20:47

高知競輪G3(3日目)レポート

2022年2月28日

高知競輪G3(3日目)
第3回施設整備等協賛競輪「土佐水木賞」

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【10R=S級準決勝】

野口裕史が先行態勢に入るも、最終HSから南潤がスパート。南は最終2コーナーで先頭に立つと、番手の中西大は後ろを警戒しつつ、最終BS過ぎに捲りで抜け出し1着。後方から捲り追い込んだ阿部将大が2着、三登誉哲マークの宗崎世連がスイッチして3着に入線した。


1着/中西大(S1・和歌山107期)
今回成績:特1・二3・準1
G3決勝進出:2回目(21年5月奈良G3)

南君が強気の組み立てで、僕の方が弱気でした。(南の仕掛けは)分かっていたけど、強烈でしたね。1周カマシでどうにかなるかと思ったけど、4番(阿部)が外に来ていたし、僕の技術不足ですけど、出て行くことになりました。気持ちも上がってきているし、チャンスをものにしたい。
(決勝は)単騎でも自力です。


2着/阿部将大(S2・大分117期)
今回成績:一1・二1・準2
G3決勝進出:初

先行争いを見据えて、いけるところから。作戦通りでした。南君についていくか迷ったところが反省点で、後ろには申し訳なかったです。まさかS級で初めての決勝が、G3決勝とは。G3では着を意識して、結果が出たことは良かったです。
(決勝は)迷いましたが、岩谷君の番手で勉強させてもらいたいと思います。


3着/宗崎世連(S2・高知100期)
今回成績:一4・二2・準3
G3決勝進出:初

いけるタイミングで前に踏むことだけを考えていました。地元G3で頭が真っ白。三登さん、山形さんとのラインの力と展開のおかげです。勝ち上がらさせてもらった感じですね。
(決勝は)島川君の番手に。

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【11R=S級準決勝】

先行態勢の岡崎智哉に対して、林大悟がスパートして最終2コーナー過ぎに叩き切る。金子幸央の巻き返しも早く、最終4コーナーで林を捕らえると、そのまま押し切り今シリーズ3連勝のゴール。林大悟マークの佐々木則幸が、捲った金子の後位に切り替えて2着、3着に金子マークの志村太賀が入線した。


1着/金子幸央(S2・栃木101期)
今回成績:一1・二1・準1
G3決勝進出:8回目(2021年12月佐世保記念以来)

4分戦で難しかったけど、前中団が取れたので良かったです。打鐘からペースが上がっていったけど、落ち着いていきました。林君が仕掛けてくれたのも大きかったです。ここまで前の選手が頑張ってくれたので、自力戦は不安でしたが、感触も良かったと思います。G3で3連勝は初めて。決勝も自力で1着を目指して頑張りたいです。


2着/佐々木則幸(S2・高知79期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:7回(2010年12月広島記念以来)

きつかったです。2車だったし、前か、前から2番目の作戦でした。(林)大悟君が先行してくれて、その気持ちが嬉しかったです。その一言ですね。脚は一杯でしたが、後ろから金子が来ていたのも分かったので、悪いと思いましたが切り替えました。(決勝は)四国の4番手です。


3着/志村太賀(S2・山梨90期)
今回成績:一2・二3・準3
G3決勝進出:9回目(2021年8月高知記念以来)

初手の並びで、金子君が勝てる展開になると思っていました。強かったですし、金子君は仕上がっていますね。
(決勝も)金子君マークです。疲れを取って、ぴったりと後ろに付いていければ。

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【12R=S級準決勝】

最終HSで藤井栄二が主導権取り。中団5番手の島川将貴が最終2コーナーから捲りに出ると、スピードよく近畿ラインを捕らえて、復帰後初の1着ゴール。マークの田尾駿介が2着で地元・高知勢が3人目の優出。外を追い込んだ岩谷拓磨が微差の3着。


1着/島川将貴(S1・徳島109期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特5・二2・準1
G3決勝進出:3回目(2021年1月松山記念以来)

今日は回すように踏んだんですけど、軽いギアを踏んでいるような感覚で少しスカスカしました。踏んだ時に伸びていくところが、まだないですね。でもレースを走って、だんだんズレがなくなってきています。
(決勝は)自力で、ラインから優勝者を出せるように。


2着/田尾駿介(S2・高知111期)
今回成績:一2・二1・準2
G3決勝進出:初

島川に任せて、僕はダッシュに離れないようにと思っていました。世連とノリさん(佐々木則幸)さんが先に(決勝進出を)決めていたので、プレッシャーがありましたね。もう少し冷静に走れたらよかったです。G3の決勝は初めてで、今回は(乗る)という気持ちでした。決勝は四国の3番手。自分の決めた位置で、仕事をしたいです。


3着/岩谷拓磨(S1・福岡115期)
今回成績:一1・二4・準3
G3決勝進出:初

とりあえず出て、取れた位置から。バックを取るレースか、遅めに行くレース、その2択でした。島川さんがいたので、流れにしっかり乗れましたし、車の流れも良かったです。3日間、結構よいかなと思います。(決勝は)自力です。

※G3優勝の( )は前回の優勝開催
※G3決勝の( )は前回の優出開催

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【最終日・11R=S級決勝】
1/田尾駿介(S2・高知111期)
2/金子幸央(S2・栃木101期)
3/中西大(S1・和歌山107期)
4/佐々木則幸(S2・高知79期)
5/志村太賀(S2・山梨90期)
6/宗崎世連(S2・高知100期)
7/岩谷拓磨(S1・福岡115期)
8/阿部将大(S2・大分117期)
9/島川将貴(S1・徳島109期)

注目の並びは
9島川-6宗崎-1田尾-4佐々木
2金子-5志村
7岩谷-8阿部
3中西(単騎)

今開催が復帰戦となる島川と高知から3車が闕所運進出を果たした四国勢。決勝は島川を先頭に、高知勢が並び、4車での結束となった。島川がラインの長さを活かした積極的なレース運びを見せれば、四国勢から優勝者が出る可能性は高くなるか。
金子は今シリーズで唯一、3連勝での勝ち上がり(前場所の平塚からは6連勝)。好調そのままに、好機のスパートで完全優勝を狙う。
並びで長考があったのは九州両者だが、最終的には岩谷に阿部が続く形で連携。
単騎となった中西もチャンスと見て、一撃の狙いを研ぎ澄ませる。
地元のベテラン・佐々木のみ記念優勝の経験があり、他の8選手が勝てばG3は初優勝。佐々木も勝てば、12年ぶりの制覇となる。高知500バンクの細切れ戦となった決勝を制するのは、果たして…!?

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\チャリレンジャーピックアップ/
【10R=S級特選】
勝ち上がりは逃したけれど
1着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

作戦はペースが緩かったら先行、早かったら捲り。でも道中で、詰めたり、止めたりをを繰り返して、脚が削られていました。先行のスピードも速くて、詰め気味に追走したのが裏目。もっと車間を切って、落ち着いていけたらよかったと思います。二次予選を勝ち上がって、準決勝を走りたかったけど、それは叶わなかったので、最終日は特別優秀戦でやれることを頑張りたいと思います。

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【高知競輪の直近レースレポート】
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