2021/09/25(土) 18:33
青森記念G3(3日目)
開設71周年みちのく記念競輪「善知鳥杯争奪戦」
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【10R=S級準決勝】
嵯峨昇喜郎が上田尭弥を牽制しつつ赤板2コーナーから仕掛けて打鐘で主導権を握っていく。中団に吉田敏洋、上田は7番手で最終HSを通過。最終BS前から吉田が捲りを仕掛けるが、嵯峨マークの坂本貴史が番手捲りで合わせて直線で抜け出す。坂本が1着で地元記念初優出のゴール、北日本ラインの3番手を追走した石毛克幸が2着。捲り追い込んだ上田が3着に入線した。
1着/坂本貴史(S1・青森94期)
今回成績:一2・二2・準1
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:9回目(2021年6月松山G3以来)
※地元の青森記念は初の決勝進出
2着/石毛克幸(S2・千葉84期)
今回成績:一3・二4・準2
通算G3優勝:2回(2008年6月富山記念)
3着/上田尭弥(S1・熊本113期)
今回成績:一1・二1・準3
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:3回目(2021年3月大垣記念以来)
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【11R=S級準決勝】
武田亮が主導権取り。赤板過ぎに藤井侑吾も上昇を試みるが、武田亮の仕掛けで後方に。武田の先行で一本棒となり、番手の吉澤純平も車間をあけて後続を牽制。最終BSで中団から木村幸希が捲りりを狙うも、吉澤が捲りで合わせてる。吉澤に、佐々木が続いて直線抜け出し、空いたコースを最後方から東口善朋が鋭く追い込むが、吉澤が押し切って1着。2着に佐々木、3着に東口が入線した。
1着/吉澤純平(S1・茨城101期)
今回成績:特7・二1・準1
通算G3優勝:3回(2021年8月川崎アーバンナイトカーニバル)
2着/佐々木雄一(S1・福島83期)
今回成績:特6・二1・準2
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:10回目(2021年8月松戸記念以来)※S級戦
3着/東口善朋(S1・和歌山85期)
今回成績:特1・二2・準3
通算G3優勝:1回(2018年1月和歌山記念)
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【12R=S級準決勝】
赤板で仕掛けた小畑勝広が先行態勢に入り、関東ラインが先行態勢。打鐘で中団から深谷知広がスパートすると、番手の岡村潤は連携が離れてしまう。深谷は武田豊樹の牽制もパスして最終HSで小畑を叩き切って、そのまま独走状態に持ち込む。深谷はそのまま2着と4車身差をつける完勝ゴール。単騎の阿部拓真は追い上げて武田との競り合いに勝ち、直線で粘る小畑をかわしていく。南関3番手回りだった東龍之介は内からポジションを上げると、抜け出す阿部を直線外伸びて捕え2着。阿部が3着に入線した。
1着/深谷知広(S1・静岡96期)
今回成績:特3・二2・準1
通算G3優勝:16回(2017年9月青森記念)
2着/東龍之介(S1・神奈川96期)
今回成績:一3・二1・準2
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:5回目(2021年1月大宮記念以来)
3着/阿部拓真(S2・宮城107期)
今回成績:一1・二3・準3
通算G3優勝:0回
G3決勝進出:2回目(2018年4月武雄記念以来)
※通算G3優勝の( )は前回のG3優勝
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【最終日・12R=S級決勝】
1/佐々木雄一(S1・福島83期)
2/吉澤純平(S1・茨城101期)
3/深谷知広(S1・静岡96期)
4/坂本貴史(S1・青森94期)
5/東口善朋(S1・和歌山85期)
6/石毛克幸(S2・千葉84期)
7/東龍之介(S1・神奈川96期)
8/阿部拓真(S2・宮城107期)
9/上田尭弥(S1・熊本113期)
注目の並びは
8阿部-4坂本-1佐々木
3深谷-7東-6石毛
2吉澤-5東口
9上田(単騎)
決勝は、北日本勢が阿部を先頭に3車連携、南関東勢も深谷知広を先頭に3車連携。吉澤純平の後位に東口善朋が回り、上田は単騎で一発を狙う。
準決勝も抜群のスピードを見せた深谷が、ライン3車のアドバンテージも活かして久しぶりの記念制覇を成し遂げるか。地元勢は阿部の動向に注目で、主導権奪取なら番手から坂本が地元記念制覇に手が届く展開も。吉澤、東口の連携も注目で、特に東口は鋭い差し脚が目立っている。G3決勝は3回目となる上田も自力脚が冴える。単騎でどう組み立ててくるか楽しみな存在だ。
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【青森競輪・決勝データ】
・青森競輪の直近グレードレース
青森記念(2020年)優勝者:新田祐大
国際トラック競技支援競輪(2020年)優勝者:隅田洋介
青森記念(2019年)優勝者:新山響平
青森記念(2018年)優勝者:山賀雅仁
全プロ記念競輪(2018年)優勝者:平原康多
青森記念(2017年)優勝者:深谷知広
※全プロ記念競輪はF2
・青森での優勝歴
深谷が2016年(66周年)、2017年(67周年)と青森記念を連覇している。なお、2017年の時に同時開催されたブロックセブンを制したのが吉澤純平だった。
・記念初優勝
記念優勝歴があるのは深谷、吉澤、石毛、東口の4名。ほかの5名が優勝なら記念初優勝となる。また石毛が優勝なら実に13年ぶりの記念優勝。
・青森勢の優勝
青森勢の優勝は直近では2019年の新山響平で、2着に新山将史が入り地元記念で兄弟ワンツーを決めている。それ以前は2000年の高谷雅彦まで遡り、青森勢は通算8回の優勝。今回は坂本貴史が地元記念初の決勝進出で期待を集める。なお、父である坂本勉は地元記念を3回制している。
・深谷と東の連携
昨年の11月大垣F1の初日特選以来。当時は愛知籍だった深谷と東が連携して、深谷が逃げ切り1着、東が続いてワンツーを決めている。
・深谷と吉澤の対決
初日特選で両者が対戦して、深谷が先行して3着、吉澤は7着だった。今年3月のウィナーズカップ二次予選でも深谷が逃げて2着、吉澤は目標の蕗澤鴻太郎が落車して6着。昨年11月の大垣F1初日は深谷が逃げ切り1着、吉澤は5着と、直近3走は深谷に軍配が上がる。吉澤が深谷に先着したのは昨年9月共同通信社杯の一次予選で、深谷が主導権争いで敗れ、吉澤が捲りで1着奪取している。
【最終日・6R=競輪ルーキーシリーズ2021プラス】
最終日は第6レースにおいて、競輪ルーキーシリーズ2021プラスが同時開催!
今年5月~6月に開催された競輪ルーキーシリーズの決勝進出者を中心に119期の新鋭レーサー14名がエントリー。7名ずつに分かれて、今回の青森と次の平塚の計2レースで実施されます。ルーキーシリーズの時と勢力図に変化はあるのか? 成長度は? ブレーク間近のルーキー達の熱戦にご注目下さい!
【最終日・6R】
1/犬伏湧也(A2・徳島119期)
2/木村佑来(A2・宮城119期)
3/上杉嘉槻(A2・福井119期)
4/北川大成(A3・熊本119期)
5/石塚慶一郎(A3・和歌山119期)
6/谷口力也(A3・熊本119期)
7/平山優太(A3・福島119期)
注目の並びは
2木村-7平山
6谷口-4北川
1犬伏(単騎)
3上杉(単騎)
5石塚(単騎)
木村と平山が北日本ライン、谷口と北川が熊本ラインを形成。犬伏、上杉、石塚の3名は単騎戦となった。
大注目は犬伏だろう。ルーキーシリーズは3場所連続完全優勝で力の違いを見せつけた。チャレンジ戦もストレートの3場所で卒業し、A級1・2班戦でも特別昇級まであと一歩と奮闘中だ。また上杉の好調度も見逃せず、7月静岡でチャレンジ初優勝を果たすと一気に特別昇班。さらに1・2班戦でも弥彦・西武園で完全優勝して15連勝中と充実ぶりが際立つ。
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1/犬伏湧也(A2・徳島119期)
年齢:26歳
通算優勝回数:7回(ルーキーS3回、チャレンジ3回、1・2班戦1回)
通算成績:勝率92.5%、連対率100%、3連対率100%
直近4カ月バック本数:18本
在所成績:1位
師匠:阿竹智史
※青森は初参戦
2/木村佑来(A2・宮城119期)
年齢:19歳
通算優勝回数:3回(チャレンジ3回)
通算成績:勝率80.9%、連対率90.4%、90.4%
直近4カ月バック本数:13本
在所成績:12位
師匠:阿部拓真
※青森は7月チャレンジで完全優勝
3/上杉嘉槻(A2・福井119期)
年齢:23歳
通算優勝回数:5回(チャレンジ3回、1・2班戦2回)
通算成績:勝率83.3%、連対率91.6%、3連対率91.6%
直近4カ月バック本数:16本
在所成績:26位
師匠:後藤純平
※青森は初参戦。7月静岡より現在15連勝中。
4/北川大成(A3・熊本119期)
年齢:20歳
通算優勝回数:2回(チャレンジ2回)
通算成績:勝率44.4%、連対率70.3%、3連対率81.4%
直近4カ月バック本数:15本
在所成績:20位
師匠:廣田樹里
※青森は初参戦
5/石塚慶一郎(A3・和歌山119期)
年齢:19歳
通算優勝回数:1回(チャレンジ1回)
通算成績:勝率45.8%、連対率79.1%、3連対率95.8%
直近4カ月バック本数:13本
在所成績:4位
師匠:石塚輪太郎
※青森は初参戦
6/谷口力也(A3・熊本119期)
年齢:24歳
通算優勝回数:0回
通算成績:勝率42.1%、連対率52.6%、3連対率68.4%
直近4カ月バック本数:8本
在所成績:33位
師匠:中村健志
※青森は初参戦
7/平山優太(A3・福島119期)
年齢:21歳
通算優勝回数:0回
通算成績:勝率57.1%、連対率71.4%、3連対率85.7%
直近4カ月バック本数:7本
在所成績:30位
師匠:岡田哲夫
※青森は7月チャレンジで1着1着3着(P-Navi編集部)