【善知鳥杯争奪戦】今節のレース展望!

2025/09/18(木) 12:10

青森競輪「開設75周年記念・みちのく記念競輪・善知鳥杯争奪戦(GIII)」は、20日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

 S班は少数精鋭、新山響平と郡司浩平の2人のみ。落車の影響が長引き、松浦悠士は残念ながら間に合わなかった。

 過去6回の優勝者を振り返ると、昨年の佐々木眞也をはじめ、吉田拓矢、佐々木雄一、新田祐大、新山響平と北日本勢が存在感を見せている。

新山響平

 今回2度目の地元優勝を狙う新山は、現在賞金5800万円で9位。今年もボーダー付近に位置するだけに、地元Vで賞金を押し上げたい。前走の福井・共同通信社杯(GII)は準決敗退となったが、後ろが離れる不運もあった。若手の台頭が少なく、自力での奮闘が求められるが、番手は守澤太志が有力。両者の信頼関係は厚く、相性も抜群。守澤は仕事に徹してゴール前、寸前、抜きに行く。さらに阿部力也や永澤剛と、追い込み陣は充実している。

郡司浩平

 一方の郡司は、すでにグランプリ出場を決定済み。今年の記念Vは5回を数える実力者だ。直近の共同通信社杯と松戸記念は優出を逃したが、出来そのものに不安はない。根田空史や野口裕史が同乗なら番手を回るが、基本は自力勝負。あとは、若手自力選手の勝ち上がり。老練なテクがある和田健太郎がアシスト役。

南修二

 加えて、勢いに乗るのが南修二。GII制覇で存在感を増し、荒々しい動きからタテ勝負に切り替えた現状は「日本一のマーカー」と評されるほど。近畿の特選シードの自力型が不在で、その動向に注目が集まる。

森田優弥

 関東は森田優弥の追加参戦で厚みが増した。佐々木悠葵、菊池岳仁、末木浩二、吉澤純平が主力級で、御大・武田豊樹も控える。

 中部は皿屋豊の一発に期待し、中四国は河端朋之の存在ぐらいだ。

荒井崇博

 九州はドン的な立場の荒井崇博が君臨して、後藤大輝や阿部将大が前で気を吐く布陣。

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