2021/03/01(月) 07:04
郡司浩平(SS・神奈川99期)選手コメント
郡司浩平(神奈川99期)選手が、2021年3月より新たにスポンサード選手に加わりました!
今年2月に地元の川崎競輪場で開催された第36回読売新聞社杯全日本選抜競輪にて自身2回目のG1制覇を達成。
以下、南関東地区のニューリーダーとして活躍を続ける新チャリレンジャー・郡司選手からのコメントです。
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_まずはG1全日本選抜競輪の優勝おめでとうございます。
「そこを目指してやってきたところがあったので、嬉しい気持ちと安心した気持ちの両方がありました」
_ホームバンクの川崎競輪場でG1が開催されたのは55年ぶりでした。
「僕が選手になって、川崎でG1が開催されるかどうかも分からなかったですからね。その中で、こうしたチャンスがきたのは本当に嬉しいですし、決まってからはそこに向けてズーッと、やってきていたから本当に良かったです。選手以外にも支えていただいたり、川崎でのG1開催をPRしていただいたりしていたので、期待されていることも感じていました。そこで僕に何ができるかと言うと、結果を出すしかない。プレッシャーはありましたけど、走れる喜びも感じ、その喜びを噛み締めて走ることができたので良かったです」
_S級S班になり、昨年の競輪祭で初のG1優勝。地元G1に向けて、態勢がドンドン整っていった感じでしたね。
「そうですね、流れも良かったです。もちろん、僕だけではなく、周囲の支えがあってのことだと思いますが、良い状態で川崎G1を迎えられたのは僕の中で得るものがありました。さらに優勝できたことは競輪人生の中でもかなり大きなことだと思います」
_決勝戦に勝ち上がった時の「決勝はノルマ。皆の思いも乗せて走りたい」というコメントが印象的でした。
「優勝を目指してきたので、決勝は最低限。その前に転ぶ訳にはいかなかった(笑)。もちろん、決勝に乗ってホッと、した部分はありましたけど、そこからが勝負でしたから。本当に僕だけの力ではなくて、神奈川の選手、南関東のライン、みんなで盛り上げて、決勝に乗ることができたので」
_地元G1優勝後、父であり、師匠でもある郡司盛夫さんとのツーショット写真も掲載されていましたが、盛夫さんからはどんな言葉を?
「僕よりも親父の方が喜んでくれていますよね(笑)。やっと『凄い』と、認めて貰えました。競輪祭を優勝した時もそうでしたけど、地元G1の期待の中でもシッカリ結果を残す。これはなかなかできることではないので、凄いことだと思うって、言って貰いました。親父も僕がここまでの選手になると思っていなかったでしょうし(笑)、恩返しという部分では今回はできたと思いますし、これからもまだままだできれば良いですね」
_目標にしていた地元G1制覇を達成した今、次に思うことは?
「本当に地元G1に向け、やってきたところがある。ですから、まだ模索しているところではあります。でも、今年もグランプリの出場権を得られたので、次のステップへ。もっと上、さらに上を見ていかなければいけない、そう思っています」
_さらに上を。
「はい、G1優勝を目指して、それができたことで、もっともっと上を目指せるのではないかという気持ちは出てきました。グランプリもそうですし、獲っていないG1もまだ4つあります。グランドスラム達成だけではないですけれど、そこも視野に入れて行動していかないといけないですね。G1を2つ、獲れたことで先を見られる位置にきたのかなとも思っています」
_S級S班は今年で2年目、ここまでを振り返ると?
「僕自身、すぐにS級へ上がった訳でも、最初から強くてG1の舞台にすぐ出られた訳でもなかったので。『地道』という言葉が一番、合っているかなと。自分自身もいきなり強くなるということはないと思っていました。デビューして、今年11年目を迎えますけど、1日、1日、コツコツと、積み重ねてきたことが一歩ずつ表れてきたのかなって、思っています」
_郡司選手の活躍をはじめ、最近の南関東勢は本当に充実していますね。
「元々、全体的に見ても、力が劣っているなとう感じを僕自身の中ではありませんでした。ちょっとしたキッカケが足りなかったんだと思います。僕自身もそうですけど、G1を優勝できたり、和田(健太郎)さんがグランプリ優勝したり、松井(宏佑)のヤンググランプリ優勝だったり。色々な流れが積み重なっているとも思います。そこから南関東の充実ぶりを伺えますし、今回、僕が優勝できたことでさらに今後のG1に繋がるはずです」
_郡司選手も若手の頃から「南関東を引っ張っていく選手になりたい」と、仰っていましたよね。
「そうですね。僕を中心として、ではないですけど。今はS級S班としての責任と自覚を。シッカリと、レースも含めて、普段の生活でもお手本にならないといけないなというのは感じています。周りの選手だけではなく、デビューした新人や上を目指している選手にもそういう姿勢を見せたいです」
_生活面もですか?
「得に何をしているということではないですけど、チャランポランなことはできないですから(笑)。それに、今はさらにこういう状況(コロナ禍)ですから。見せるというより気をつけて行動しています」
_南関東のトピックスとしては深谷知広選手の移籍も話題を集めました。
「対戦は何回もありましたけど、全日本選抜で初めて連携しました。深谷さんはデビューして、すぐにG1優勝したりと、僕より凄い選手なのは確か。そこで後ろについていて、何か得るものがあるかなと。実際に連携して、気持ちも凄く伝わってきましたし、もちろん、強さも感じ取れました。今後、南関東勢にとって大きなプラスになりますし、僕自身も深谷さんのおかげで勝つことだできたので、もっと一緒に盛り上げていきたいという気持ちがさらに強くなってきました」
_最後にチャリ・ロトのユーザーへメッセージをお願いします。
「みなさんの応援のおかげもありまして、全日本選抜競輪を優勝することができました。まだこれからもG1、グランプリと、あります。そこに向けて、1走、1走、お客さんのご期待に貢献できるように『一走入魂』で走っていきます!」
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郡司浩平(神奈川99期)
S級S班 1990年9月4日生
2009年に日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)へ99回生として入学
在校成績は20勝を挙げて10位
2011年1月に川崎競輪場でデビュー(2着・1着・8着)
2013年1月にはS級に初昇級し、同年11月に京都向日町でS級初優勝を達成した
その後も着実にステージを上げ、2016年1月に和歌山競輪場で記念初優勝
2017年にウィナーズカップ(高松)でG2初優勝
さらに昨年11月に競輪祭で念願のG1タイトルを獲得した
S級S班として今年は2年目を迎えている
【ビッグレース優勝歴】
2017年3月(高松)G2ウィナーズカップ
2019年2月(松阪)G2共同通信社杯
2020年11月(小倉)G1朝日新聞社杯競輪祭
2021年2月(川崎)G1読売新聞社杯全日本選抜競輪(P-Navi編集部)