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【荒尾聡のDEF JAM Diary】Vol.12

2022/04/21 (木) 14:00

【荒尾聡のDEF JAM Diary】Vol.12

みなさん、こんにちは。
飯塚オート所属の荒尾聡です。

オートレースのファンの方なら、すでにご存知かとは思いますが。
飯塚オート所属で、同期である重富大輔が、病気のため4月12日に、この世を去りました。

2021年の年末。病気が判明していたものの、15大会ぶりとなるSGスーパースター王座決定戦トライアル戦への権利を持っていたため、出場する気で梱包まで済ませていました。しかしながら、病状が悪化したため、悔しながらの欠場となりました。
それからも病気と戦いながら、レースへの復帰を目指していましたが、残念ながら、その願いは叶いませんでした。

彼との思い出といえば、思い出せばキリがないくらい多いものです。
第27期選手候補生として入所したオートレース養成所から、人生の半分以上は、彼と一緒にいたと言っても過言ではありません。
デビューした二級車時代から、切磋琢磨して、たくさん喧嘩もしました。
そして、たくさん良い言葉ももらいました。

まだまだ自分の中で整理がついていないので、うまく言葉には表せません。
つらい思い、苦しい思い、楽しい思い。
いろいろな思いを、たくさん共にして来た、大切な仲間です。
本当に寂しくて、悔しいです。

おい! 大輔!
まだまだ一緒に、競走がしたかった!
一緒に、悔しがりたかった。
一緒に、笑いたかった。
なのに、どうして……。

これからも、レースするたびに、彼のことを思い出すでしょう。
彼の思いを共に乗せて、これからも走ります。
「重富大輔」は、永遠に僕らの中にいます。
ファンの皆様も、重富大輔という素晴らしい選手がいたことを、永遠に忘れないで下さい。

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【過去のコラムはこちら】
荒尾聡選手コラム「DEF JAM DIARY」
Vol.11「久しぶりのミッドナイト」
Vol.10「スーパースター王座決定戦」
Vol.9「リベンジの日本選手権」
Vol.8「走路温度とタイヤ」
Vol.7「ダイヤモンドレース優勝!」
Vol.6「オールスター連覇へ」
Vol.5「SG全日本選抜優勝報告」
Vol.4「今年の課題はスタート」
Vol.3「平常心かつ大胆に」
Vol.2「日本選手権に向けて」
Vol.1「コラム連載スタート」

【略歴】

荒尾聡(あらお・さとし)
1981年6月28日生 福岡県築上町出身
2001年に27期としてデビュー、ロッカーグランドは飯塚。
類まれなスピードと抜群のスタート力、そして、天候に左右されない安定感のある走りでトップ戦線を牽引し続けている。
SGレースは2007年にオールスターで初制覇、さらに2017年のスーパースター王座決定戦、2019年と2020年のオールスターオートレース(連覇)。
そして2021年の全日本選抜と、ここまで通算5回の優勝。
2020年7月には通算800勝を達成した。
2022年度前期適用ランキングはS-3。
飯塚地区では2019年度後期より6期連続11度目の1位の座に立つ。
また、オートレースの魅力を伝えるため、SNSでも精力的に発信を行っている。
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荒尾聡

2001年に27期としてデビュー、ロッカーグランドは飯塚。 類まれなスピードと抜群のスタート力、そして、天候に左右されない安定感のある走りでトップ戦線を牽引し続けている。 SGレースは2007年にオールスターで初制覇、さらに2017年のスーパースター王座決定戦、2019年と2020年のオールスターオートレース(連覇)。そして2021年に全日本選抜と、ここまで通算5回の優勝。 2022年8月には通算900勝を達成した。 2024年度前期適用ランキングはS-10。 また、オートレースの魅力を伝えるため、SNSでも精力的に発信を行っている。

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