元ナショナルチームに所属していた河端朋之(37歳・岡山= 95期)が2度目のPIST6参戦。大本命に推された前回だが、決勝は勝負どころで後手に回る形となり万事休すとなった。しかしながら、タイムトライアルではいきなり10秒068の好タイムを叩き出し、予選から3連勝で決勝進出とそのパフォーマンスは圧巻のひとこと。「何が起こるか分からない競技とは違う難しさがあった。一つ勉強になったと捉えてリベンジを果たしたい」と語ったが一枚上の存在であることは間違いない。今回はしっかりと力を出し切って表彰台の頂点を目指す。

　その河端に挑むは「PIST6マスター」とも言える藤井昭吾(36歳・滋賀= 99期)。決勝まで進んだ前回に続いての登場となり、競輪とはバンクの感覚が異なることから短いスパンでの連続参戦はアドバンテージとなるだろう。前回は決勝こそ5位だったものの「フルパワーで駆けることができるように」と、機材セッティングなど試行錯誤しつつ予選・準決勝と2位以内にまとめて勝ち上がった。立ち回りの上手さを発揮させ強敵を抑え込みたい。

　高久保雄介(35歳・京都= 100期)も前回は初参戦ながら予選から準決勝まで無敗の活躍を見せ、決勝でも6着と見せ場を作った。勝負どころで迷わず攻めに行くアグレッシブな仕掛けが高久保の持ち味。250ｍ走路2度目の上積みも期待でき、再度決勝での走りを楽しみにしたい。

■PIST6 Championship 2022-23 サードクォーター ラウンド2

・開催形態：1レース×6車立
・開催日程
9月5日(月)デイ　　1次予選
9月5日(月)ナイト　2次予選
9月6日(火)デイ　　順位戦・準決勝
9月6日(火)ナイト　順位決定戦・決勝

■出場選手

級班	選手名	府県	年齢
S1	根本哲吏	秋田	36
S1	中村浩士	千葉	44
S1	高久保雄介	京都	35
S1	河端朋之	岡山	37
S1	合志正臣	熊本	45
S2	五日市誠	青森	38
S2	大薗宏	茨城	48
S2	横山尚則	茨城	31
S2	大矢将大	埼玉	43
S2	加賀山淳	千葉	38
S2	小島歩	神奈川	33
S2	藤井昭吾	滋賀	36
S2	畑段嵐士	京都	31
S2	冨尾享平	大阪	36
S2	藤岡隆治	徳島	46
S2	大西祐	愛媛	35
A1	後藤悠	岩手	27
A1	安部貴之	宮城	39
A1	木村佑来	宮城	20
A1	野中祐志	埼玉	35
A1	飯田辰哉	千葉	49
A1	栗田万生	千葉	28
A1	渡邉直弥	静岡	26
A1	石田洋秀	広島	52
A1	名川豊	福岡	31
A2	田口勇介	秋田	22
A2	相川巧	埼玉	33
A2	松本一成	新潟	47
A2	等々力久就	長野	31
A2	吉竹尚城	静岡	29
A2	緒方慎太朗	熊本	23
A2	北川大成	熊本	21
A2	松本一志	宮崎	26
A3	中川昌久	茨城	42
A3	佐野多喜男	新潟	43

※出場選手は8月30日(火)12時00分時点の情報です。直前のレース状況などにより欠場・追加および、選手が変更する場合がありますので、最新の情報はPIST6公式サイトでご確認ください。

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