2022/08/19(金) 16:45 0 2
8月9〜11日に平塚で行われたミッドナイト競輪は、海老根恵太の復帰戦という事もあってファンのみならず選手や関係者からも注目を集めた開催だった。海老根の一挙手一投足に興味がひかれたが、その舞台で連日、存在感を示し、会場をにぎわせたのは福元の立ち回りだった。
初日から最終日まで、逃げに逃げてすべてラインを確定板に連れ込んだのだ。
圧巻は決勝戦。海老根恵太に任された花田将司を突っ張り、猛然とペースを上げて南関勢をシャットアウトした。優勝は番手の笹倉慎也だったがインパクトは大きかった。
「自分のレースはできました。ああいうレースをして評価をしてもらえるのはうれしいですね。あの開催は他と違ってレース後に色んな方から『見ていたよ』と言ってもらえました。海老根さんに注目が集まるのは、それまで積み上げられたものが違うし当然です。でもその中でいいレースができて良かったです」と胸を張った。
徹底先行を貫く構えはいかにも近畿地区の若手らしく、今期の目標は「カマシ、まくりよりもホームとバックを取る事を意識して。その中でバック本数を20本取ってS級点を取りたいんです」と言う。
初日10Rもライン3車の先頭でさっそうと風を切る。(netkeirin特派員)