2022/08/06(土) 11:15 2 14
9日に西武園競輪でナイター競輪「オールスター競輪(GI)」が開幕する。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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今節は豪華なオールスター競輪らしくS班の9名、守澤太志、佐藤慎太郎、吉田拓矢、平原康多、宿口陽一、郡司浩平、古性優作、松浦悠士、清水裕友がフル参戦。
もちろん、世界の脇本雄太や新田祐大、浅井康太、山口拳矢などの名前もある。
地元ナイターGIと言えど、地元平原康多は牙城を守れず、脇本雄太と古性優作の近畿コンビが中心となる。ワッキーは地元福井記念で抽選負けと言う不運なレースがあったが、脚は更に進化している。もちろん、本人は大きな事を言わないが、GI奪取に向けて、緻密な戦略とハードな練習で仕上げてきた。
今、ワッキーを抜けるとすれば、古性優作、浅井康太、中川誠一郎の3人しかいないし、古性の逆転も押さえに必要。勝ち上がりの段階で古性は自分でやるレースも出てくるが、前々のレースで取りこぼしはないはず。
評価を下げた平原康多だが、吉田拓矢や眞杉匠の出来が良ければ、ワンチャンスある。直前の弥彦記念の優勝も完璧だった。ファンの声援を力に変えて、打倒ワッキーを目論む。
北日本のS班2人は新田祐大や小松崎大地、新山響平がカギを握っている。佐世保記念は決勝の当日欠場もあった郡司浩平だが安定した自力脚があり、深谷知広とのセットも不気味な存在。
中部は山口拳矢と浅井康太の連係が機能していないが、個の力はそれぞれある。
中国ゴールデンコンビは、松浦悠士は強気な姿勢を崩していないが、清水裕友は気持ちの持ち方が問題。
九州は若手が育ってきており、ベテランの荒井崇博や中川誠一郎の決勝進出は可能。特に荒井崇博は、全盛時より、今が旬だ。
Gの付くレースになると、まだ甘さがある犬伏湧也や徹底先行の町田太我など若手機動型は小回りバンクを味方にしたい。
ガールズドリームはファン投票上位7名の布陣だが、小林優香が欠場して日野未来が繰り上がった。
ナショナルチーム入りしてパワーアップした佐藤水菜がレースを支配する。ユニークな個性派キャラのサトミナだが、レースになると集中して走る。
サマーナイトの落車が心配された女王・児玉碧衣だが、前走の防府は完全V。上がり9秒5も叩き出していたし不安なく挑める。
レース巧者の石井寛子は前々と攻め、太田りゆも地元戦の単発レースだし、一発は可能だろう。
アルテミス賞はファン投票8位から14位までのメンバー。日野未来がドリームに進み、奥井迪が繰り上がった。主導権を取るのは尾方真生か奥井迪だが、世界を目指している梅川風子に期待した。サマーナイトは期待を裏切るシリーズだったが、調整さえ万全ならスピードは抜けている。
ビューティー枠の高木佑真や実力者の小林莉子と山原さくらも虎視眈々。
※中川誠一郎選手は欠場となりました(8/7)