2022/08/02(火) 08:30 0 1
「2010年のいわき平オールスター(優勝山崎芳仁)を生で観戦しました。親に連れられて行った小学5年の時です。目に焼き付いたし、かっこいいなと。その時から憧れていてお願いしました。司さん以外では自分が初めての弟子だと思います。技術面も含め、一から全部、色々と教えていただいていますし、先行で勝てないと上では通用しないと言われています」。
そんな比佐は本デビュー初戦で落車し今回がデビュー戦みたいなもの。
突っ張り先行で初勝利を飾った初日のレース後には「練習通りにいかず、固まっていた。緊張なのか力不足なのか、残り1周でキツかったですね。練習では調子が良かったし、落車の影響は絶対にないんですが。最後は失速気味だった」と話すが、師匠は評価していたようだ。
「今回誘導で来られている金成さん伝えですが、良いレースだったと言っていただいたようです」。
2日目は差されて2着となったがレース内容は初日に勝るもの。赤板で突っ張ると、さらに別のラインと打鐘で踏み合い。一旦は出られたがHSからの捲り返しだ。
「2、3回踏み直すのがあんなにキツいんだなと。練習と競走では違いますね。練習では12秒台なんてありえないんですが。勝ち続ける人は凄いんだなと改めて思いました」と話すが、個人上がりは12秒2でも最終周回24秒4、最終周回前回26秒3のペースを作ってライン3人で決めたのだから立派なもの。師匠も褒めてくれるはずだ。
決勝は堀航輝との同期対決。「地元だし決勝は勝ちに拘りたい」と、当所前節の五十嵐綾に続き、初優勝を地元で目指す。(アオケイ・市川記者)