2022/08/01(月) 17:45 0 3
岸和田競輪「大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は4日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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怖れられているマーカーの南修二が、自分の庭で、GIII優勝を決める。ヨコの凄さは誰もが知るが、近況、タテ脚も悪くない。地味な場面でも、きっちり仕事をやっており、もっと評価されても良い。現代のスピード競輪に、どれぐらい対応出来るかが、本人もカギだと言っている。
近畿でスプリンターの稲毛健太か、自力自在に攻める山本伸一と連係。もちろん、自力選手が多く勝ち上がってくれば、3番手でも4番手も回る律儀さもある。稲毛健太は、新たに、和歌山支部の支部長に就任。慣れない公務で忙しいが、これも良い勉強になっているはず。山本伸一は、少し破壊力が落ちたが、まだGIでも活躍出来る脚を残している。
ド先行タイプではないが、松岡辰泰が九州でも自分の位置を築きつつある。愛敬の良さで、先輩をいじれるし、九州の若手と先輩の良い中和剤になっている。福井記念でも単騎ながら、決勝3着とレースセンスも魅せた。
同じく同県の伊藤旭も自力選手と言うより、自在選手でレースは荒い。良い根性を持っており、後は脚力アップが課題。年齢で若い伊藤旭が前で松岡辰泰が番手になりそう。2班だが、才迫開も点数を持っている。自分でレースを切り開くより、混戦待ちが得意な選手。みんなが前々に攻めている時に、後方から一気に捲り、三宅達也とワンツーを決めたい。
中田健太も点数あるが、2・3着選手のイメージ。関東で蕗澤鴻太郎と連係策。北日本の1班はベテランの布陣で、南関のSIは山中秀将や堀内俊介。中部は吉田茂生、不破将登、川口聖二、山口泰生の岐阜勢が中心。本人曰く、イップス気味の世界のわしこー親方(鷲田幸司)や脇本勇希にも注目したい。