2022/08/01(月) 17:15 0 6
函館競輪のナイター競輪「函館ミリオンナイトカップ(GIII)」は4日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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今節はナイター開催でガールズケイリンが3レース行われて、残りの9レースが男子の競輪だ。
不動の主役は菅田壱道。4か月の斡旋停止から、福井記念で復活の優勝。脇本雄太と松浦悠士が抽選で負けて運も味方にした。必ず競輪事件史に登場する名物選手で、ネタの宝庫である。目標の坂本周作が行ってくれたが、S班の古性優作に踏み負けなかったのも事実。北日本の大会でもあるし、周りが自然と菅田壱道を盛り立てる。
北日本の先導役は立ち直っている嵯峨昇喜郎。怪我の連続で低迷したが、かなり良くなっている。嵯峨とは青森、青森だが3番手で新山将史が折り合い本線を作る。新山は、マーカーとして、レベルアップに成功。やはり、マーク選手はジカで競りに行かないと技術は身につかない。世界の脇本雄太の番手も狙いに行っており、これも好感が持てた。
S級2班の機動型にも注目したい。酒井雄多、朝倉智仁、上野雅彦の活躍は期待される。その他の有望な若手先行選手も、メンバー的に自分の走りをやれそう。
関東は河村雅章が点数上位者で、南関は福田知也が音頭を取り、近藤隆司は前回の岸和田FIで優勝している。中部は山田諒と川口公太朗の岐阜コンビ。近畿はGIII覇者の鷲田佳史が司令塔で藤井栄二、藤井昭吾のW藤井と連係。九州は坂本亮馬、松川高大、合志正臣で、スピードある松本秀之介が追加で入った。
ガールズケイリンは太田美穂が追加で入り優勝候補の筆頭。5月からの数字が抜群で4度の優勝。しかも積極駆けだし、それも評価出来る。
次の評価が自在性ある荒牧聖未。先行はないが、ロング捲りと的確な差し脚で、各地で好戦している。太田と直接対決は決勝だけだし、それ迄は無傷で勝ち上がる。
地元の新人、畠山ひすいにも注目したい。徹底先行型で、早駆けを身上とし、地元の声援を力に変える。どこまで粘れるか、自分との戦いだ。
高橋梨香や細田愛未も50点以上の競走得点があり、この埼玉勢も、主力級のメンバーだ。
アイドルレーサーの山口伊吹もレベルの高い走りを披露しており、直前の玉野ナイターで優勝している。
※山田諒選手は欠場となりました(8/2)