2022/07/31(日) 06:00 0 0
7月30日時点の「S級・3連対率ランキング」は、山崎賢人(29歳・長崎=111期)、寺崎浩平(28歳・福井=117期)、中野慎詞(23歳・岩手=121期)の3選手が同率1位となった。
3選手は、ともにナショナルチームのメンバー。山崎は、金メダルを獲得したアジア選手権から帰国後、2開催連続で優勝し、8月9日開幕の次戦・西武園競輪「オールスター競輪(GI)」に期待が高まる。寺崎は、28日から伊豆ベロドロームで開催中の「ジャパントラックカップI」に出場し、男子スプリントで優勝したばかり。ナショナルチームの活動のため出走数は少ないが、「オールスター競輪(GI)」で久々の競輪出場となる。デビュー24連勝中の中野は、8月12日開幕の静岡競輪「KEIRINライジングスターズ(FI)」に出場予定。連勝記録をどこまで伸ばせるか注目だ。
また、前週は上位20位圏外だった北井佑季(32歳・神奈川=119期)が5位に浮上。北井は5月にA級2班からS級2班に特昇し、S級戦は7開催に出場。全ての開催で、3走中最低2回は3着以内に入っており、強さを発揮している。とりわけ直近の2開催は好調で、全6走中3回で1着を取り、3連対率と勝率をアップさせた。
S班はグレードレースが主戦場となるため条件は厳しいが、4選手がTOP20入りし、7位の佐藤慎太郎(45歳・福島=78期)が最上位。佐藤は、16日に最終日を終えた玉野競輪「サマーナイトフェスティバル(GII)」に出場、初日特選と準決勝でそれぞれ2着、決勝3着の結果に。前週の15位から大きく順位を上げた。
なお出走数の少ない寺崎を除き、3連対率が上位20位以内で勝率が30%未満なのは、古性優作(31歳・大阪=100期)、渡部幸訓(39歳・福島=89期)、須永優太(34歳・福島=94期)、眞杉匠(23歳・栃木=113期)、武田憲祐(39歳・神奈川=93期)、櫻井祐太郎(22歳・宮城=117期)。これらの選手は2、3着に入る確率が高いため車券購入では見逃せない。
最新の3連対率ランキングは以下のとおり。※選手名をクリックすると出走情報が見られます
S級・3連対率ランキング(2022年7月30日時点/直近4か月)
※太字はS班、赤字は勝率30%未満
順位 | 選手名 | 3連対率 | 勝率 |
---|---|---|---|
1 | 山崎賢人 | 100 | 66.6 |
1 | 寺崎浩平 | 100 | 0.0 |
1 | 中野慎詞 | 100 | 100 |
4 | 脇本雄太 | 95.6 | 82.6 |
5 | 北井佑季 | 76.1 | 47.6 |
6 | 犬伏湧也 | 76.0 | 64.0 |
7 | 佐藤慎太郎 | 75.7 | 33.3 |
8 | 古性優作 | 75.0 | 25.0 |
9 | 橋本優己 | 74.1 | 45.1 |
10 | 成田和也 | 74.0 | 33.3 |
10 | 佐藤一伸 | 74.0 | 51.8 |
12 | 荒井崇博 | 72.7 | 40.9 |
12 | 渡部幸訓 | 72.7 | 22.7 |
14 | 郡司浩平 | 70.9 | 45.1 |
15 | 須永優太 | 70.8 | 8.3 |
15 | 守澤太志 | 70.8 | 37.5 |
17 | 眞杉匠 | 70.3 | 25.9 |
18 | 伊藤信 | 69.5 | 60.8 |
19 | 武田憲祐 | 68.9 | 13.7 |
20 | 櫻井祐太郎 | 68.7 | 25.0 |
20 | 石原颯 | 68.7 | 31.2 |
2,000人以上がプロ選手として活躍する競輪。男子は競走得点に応じて級班が分けられ、実力の近い選手同士でレースを行う。そのなかで上位の実力を持った選手が在籍するのがS級だ。
現状、S級レーサーが出場するGIII以上のグレードレースは9車立て、FI開催は7車立てで行われている。レース数なども含め選手により条件面は異なるものの、競輪投票・車券購入をする際、3連対率は注目したいポイントだ。
3連対率とは?
1着から3着に入った回数を、出走回数で割った確率。この確率が高いほど、3着までに入りやすい。