2022/07/22(金) 12:15 0 1
7月に入って新しい顔ぶれが揃うPIST6。ここ2ラウンド連続で、眞杉匠や永澤剛といった初参戦組が初優勝を成し遂げている。今シリーズもトップ戦線で活躍しているS級上位の選手が参戦し、期待が集まる。なかでも、注目したいのは南潤だ。
南と言えば、ルーキーイヤーから頭角を現して111期では一番乗りとなるS級特昇、近畿の次世代を担う若手選手として注目を浴びた逸材。2年目の‘18年は飛躍の年。GIII初出場となった地元・和歌山記念でいきなりの優出を果たすと、勢いのままにS級初優勝を飾る。その後もルーキーチャンピオンを制し、更にはデビュー9カ月でGIII(函館)最速優勝、ヤンググランプリ準優勝の活躍ぶり。一躍その名を輪界に知らしめた。
しかし、ここ数年は本来の強さが影を潜めて今期はS級2班へ降班。不振にあえぐ南が胸中を語った。
「うーん、負けて落ち込む時期は過ぎましたね。かなり長い間、1、2年くらい調子が悪くて。7着、9着とかFI戦の予選で飛んだりして、やっぱり最初はホンマにメンタルがやばかった…」と当時を振り返って思わず言葉が詰まる。
5月の岐阜(FI)でおよそ10カ月ぶりに決勝へ勝ち上がり、前走の久留米(FI)では1着、2着、決勝3着と久々のオール確定板入り。ようやく復調の兆しが見えてきたか。
「レースで勝てる自信があるわけじゃないけど、自転車に乗れている感じはあります。自分のなかでは練習でもモガけるようになってきたかな、と。練習方法や何かを変えたわけではなく、はっきりとした要因は分からない。とにかく、今は良かった頃の感覚、自転車に乗っているときに思うことが良い方向へ行っている気がする」と話す。
「今年に入ってくらいから“何か感覚がいいな、この感じで乗れたらな”と感じる時期があって、そう思えているときは成績も良い。でも、その感じが一瞬だったりして、波があった。最近は頻繁にその感覚を感じられることが増えてきて、以前よりも少しずつだけど安定してきたとは思います」と前向きな表情を見せた。
PIST6に参加するキッカケについては「もちろん、競技が好きで走ってみたい気持ちはあった。雰囲気が良くて楽しそうな印象ですね。それに自分は競輪でもコーナリングが苦手なので、技術的な面でも何か得られたらいいな、と。PIST6を走ることで競輪にも繋がるものがあるんじゃないかなと思います。走るからには決勝を目指して頑張りたい」と意気込む。
タイムトライアルでは10秒286の全体2番目となる好タイムを計測。(1番時計は福永大智:10秒279)。少しずつ“自信”を取り戻してきている南がどんな戦いを見せるのか、目が離せない。持ち味のスピードを存分に発揮して、久々の優勝を掴み取ってほしい。(アオケイ・八角記者)
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