ーー今日は危なかったですね。

原田礼:何か危ない予感はしてたんですよ。記者さん。今、俺めっちゃツイてるんすよ。PIST6も良かったし、ツキがある。タクシーで200円まけてもらったりも(笑)。

ーー前検日はPIST6後で中3日だからどうかなぁって言っていましたよね。

原田礼:ギア5倍から3.92ですよ(笑)。スカスカでしょ。

ーーじゃ何か対策を？

原田礼:PIST6は5倍のギアだったから、クランクを長くして『踏む』を重視。競輪は3.92だから『引き』重視でクランクも踏みすぎるとダメだから短くしました。僕は元々、引き重視だから巧く調整しながら踏めた。作戦勝ちです(笑)。

ーー原田選手は昔から色々と自転車を研究したり、いじったり熱心ですね。

原田礼:強い選手を相手にするにはソレしかないんですよ。身体能力でかなわない相手には(笑)。

ーー準決勝は四国3人、東勢が3人で九州1人ですよ。

原田礼:点数下げてるし、しゃーないっすね。1人でやります。どこか隙はあるはず。

　誰よりも長く自転車のメンテナンスをする原田。検車場で自転車をいじっている時は、虫を追いかける少年のように目がキラキラしている。一方でファンサービスも怠らない。写真を撮らせてもらう時も「髪型いけてます？ ポーズとりますね」と。最後に原田選手から競輪ファンに伝言を頼まれた。

「Twitterも宜しくお願いします！ アカウントは、レイチェル@競輪選手 (@harada14115)です！ お洒落なカフェとか載せてるんで、良かったら覗いて登録お願いします！」。 (アオケイ・梅田記者)