2022/07/29(金) 12:00 0 6
8月9日〜14日に西武園競輪場で開催される「オールスター競輪(GI)」。11日にはガールズケイリン総選挙の上位7選手が出場する「ガールズドリームレース」が行われる。6年連続ファン投票1位の児玉碧衣を筆頭に、強さと美しさを兼ね備えたガールズ選手が出場するこのレースの過去データと、出場選手の成績を分析してみた。
今年めでたく10周年を迎えたガールズケイリン。ファン投票も今回で10回目となり、女王・児玉碧衣やアジア選手権金メダルの佐藤水菜が上位に名を連ねた。
ファン投票上位選手によるレースの名称が「ガールズドリームレース」になったのは2017年からだが、2016年以前は「ガールズケイリンコレクション」として同様のレースが行われていたため、今回は過去9開催分のデータを分析している。
過去9開催のうちファン投票1位の選手が優勝したのは3回で、2016年の高木真備、2018年と2021年の児玉碧衣。やはりガールズケイリン女王はプレッシャーがかかる場面でも勝負強さが際立っている。
開催年 | 開催場 | 優勝者 | ファン投票1位 |
---|---|---|---|
2013 | 京王閣 | 石井寛子 | 加瀬加奈子 |
2014 | 前橋 | 小林優香 | 石井貴子 |
2015 | 松戸 | 石井貴子 | 石井寛子 |
2016 | 松戸 | 高木真備 | 高木真備 |
2017 | いわき平 | 高木真備 | 児玉碧衣 |
2018 | いわき平 | 児玉碧衣 | 児玉碧衣 |
2019 | 名古屋 | 石井寛子 | 児玉碧衣 |
2020 | 名古屋 | 石井貴子 | 児玉碧衣 |
2021 | いわき平 | 児玉碧衣 | 児玉碧衣 |
実力差があり穴が出にくいイメージから、選手は応援していても車券投票を敬遠している人もいるかもしれない。
とくに絶大な人気を誇る児玉碧衣は圧倒的な強さで、通常開催では常に「相手探し」の状態といっても過言ではない。
そんな「穴党」の方にこそ単発レースは必見だ。実力の近い強豪選手が集結するため、通常開催では配当のつきにくい選手から穴が出る可能性もある。
実際に過去の「ガールズドリームレース」の3連単平均配当を算出してみた。
項目 | 配当(3連単) |
---|---|
平均配当 | 36,311円 |
最高配当 | 228,210円 |
最低配当 | 1,200円 |
最高配当は2015年の228,210円(優勝は石井貴子)。
4ケタ配当だったのは2014年、2018年、2021年の3回で、それ以外では万車券となっている。
今回のオールスター競輪は18年ぶりに西武園競輪場で開催される。
感染症拡大対策により、特に西日本所属の選手は西武園へのあっせんが少ないが、参考までに2020年以降に西武園競輪の開催で優勝している出場予定選手を紹介する。
開催年月 | 選手名 | 決まり手 |
---|---|---|
2020年2月 | 児玉碧衣 | 捲 |
2020年6月 | 佐藤水菜 | 逃 |
2020年12月 | 久米詩 | 捲 |
2021年1月 | 佐藤水菜 | 逃 |
2021年2月 | 石井寛子 | 差 |
2022年2月 | 佐藤水菜 | 捲 |
2022年3月 | 石井寛子 | 差 |
今回のガールズドリームレースに出場する選手の成績を、直近1年の単発レースに限定した成績と比較してみた。なお、南円佳と日野未来はまだ単発レースの出場経験がない。
選手名 | 勝率 (年間累計) | 勝率 (単発) | 3連対率 (年間累計) | 3連対率 (単発) |
---|---|---|---|---|
児玉碧衣 | 82.7% | 25% | 95.5% | 75% |
石井寛子 | 68% | 25% | 88.6% | 25% |
佐藤水菜 | 100% | 50% | 100% | 100% |
太田りゆ | 55.5% | 0% | 88.8% | 0% |
南円佳 | 16.6% | - | 61.1% | - |
久米詩 | 29.6% | 0% | 80.0% | 0% |
日野未来 | 55.5% | - | 74.0% | - |
上記を参考に、推し選手と単発レースで勝負強い選手を絡めて買ってみるのも面白いかもしれない。
普段、ガールズは“見る専門”の方も、ガールズドリームレースでは推しレーサーから応援車券を買ってみてはいかがだろうか?
※出場予定選手、成績は7月19日時点