2021/04/06(火) 09:00 0 5
四日市競輪場で開催されている「ベイサイドナイトドリーム(GIII)」。5日(3日目)の2レースで見事な逃げ切りを決めた吉本哲郎に話を聞いた。
「朝の指定練習ではS班様の松浦と一緒にモガいてケチョンケチョンにやられてしまって、ちょっと自信を失いかけていたんですけどね」と傍らに居た松浦悠士を見ながら苦笑い。
「でもね、2日目の大(中西大)の果敢なレース(打鐘でスパートし嘉永泰斗を叩いたが、結局は鈴木庸之に叩かれてしまう競走)を見せられて俺の気持ちにスイッチが入っていたんですよ。大とは2年くらい前まではお互いにレースでめちゃくちゃモガきあった仲間。プライベートではそんなに仲が良い訳ではないけど、開催が一緒になると戦友って感覚がありますよ。だから今日は大にも『俺も駆けるぞ』ってレース前に言ってあったんですよ。1着を取れた事よりも、その約束を果たせた喜びの方が大きい」と饒舌に語ってくれる吉本だが、今回はいつも以上に饒舌。「記者さん、まだまだしゃべりまっせ」と更なるリップサービスも披露してくれた。
そんな吉本を見かねた松浦が「吉本さん、もういいんじゃありませんか。明日の体力がなくなっちゃいますよ」と声をかけるほど。
そんな吉本の最終日は6Rに出走する。番組を見た吉本は「俺の予想では鈴木君と嘉永君がモガき合う展開っていうのはないんじゃないかな。その辺の動きを見極めてタイミングで仕掛けますよ。後ろの友定さんに迷惑をかけないように、もう一丁自力で頑張ります」と意気込みを語ってくれた。(アオケイ・渡辺記者)