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【不死鳥杯】今節のレース展望!

2022/07/03(日) 14:15 0 14

7日から福井競輪場で「不死鳥杯(GIII)」が開幕する。開催の見所を町田洋一氏に伺った。
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脇本雄太

 地元記念はオリンピックと同様のモチベーションで走ってきた世界の脇本雄太。風格も出てきて、これからは走りだけでなく“精神的な支柱”としても近畿を引っ張って行く。拠点も伊豆から地元福井に戻して調整も万全だ。この大会は負け知らずで、過去5回優勝と抜群の成績。自力だけでなく、野原雅也の番手のレースでも結果を残している。

古性優作

 過去、伝説の長い話し合いもあったが、ワッキーの番手は古性優作の指定席。地元高松宮記念杯競輪を制して、乗りに乗っている。基本は脇本雄太を援護だが、ゴール前は鬼になり抜きに行く。今の脇本雄太を差せる、唯一の選手と言っても良い。

 3番手は渋太さを売りにしている南修二。この3人でラインを組めば、日本一のラインと言え、鉄壁だ。地元の1班は野原雅也伊原克彦小森貴大。2班は清水剛志脇本勇希。野原は決勝進出がノルマだし、脇本弟は兄貴との連係を夢見ている。

松浦悠士

 他にS班は清水裕友宿口陽一が参戦予定だったが、清水裕友は直前で欠場届を出した。この代わりが松浦悠士だが、ピンチヒッター以上の存在。小松島記念を走り、中2日の追加だが、鉄人でファン思いなのが、松浦悠士の素晴らしいところ。
 小松島記念の決勝は、地元勢とガチンコ勝負だったが、多少、遠慮があるように見えた。ここは、打倒、ワッキーに燃えて、喜んで果たし状を出す。

 中四国のめぼしい自力選手は島川将貴ぐらいだし、自分でやるレースになる。次走の玉野サマーナイトに向けて、自力のレースはプラスに働くだろう。

宿口陽一

 宿口陽一は前走の高松宮記念杯競輪で落車欠場。ただ、直前はサテライトのトークショーに元気に登場していたし怪我の影響はない。それより、S班としての成績が物足りなく、そこは本人も自覚している。
 他に関東は同県の森田優弥や復調気配の吉澤純平が出場。やはり、関東は平原康多が参戦しない大会は見劣りする。

 北日本ラインは誘導の早期追い抜きからのペナルティーが明けて菅田壱道が復帰戦。ただ、全体的に地味なメンバーだ。

鈴木裕

 南関は松井宏祐のカマシ捲りに鈴木裕や同県内藤秀久がマークする。このラインもワッキー相手では苦戦。中部は柴崎淳が点数を持っているが、準決の穴選手のレベル。

 九州は若手が育ってきたが、今節参加のメンバーでは苦しい。好漢・瓜生崇智函館GIIIを制したが、混戦が条件だ。

清水裕友選手の欠場に伴い、一部内容を変更しています(7/4)

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