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【玉野競輪・ミッドナイト】三宅伸「気持ちが切れる迄はA級でも走る!」

2022/06/30(木) 18:15 1 4

玉野競輪場でミッドナイト競輪「スピードチャンネル・スカパー杯(FII)」が7月1日、初日を迎える。7レースのA級特選を走る三宅伸に話を聞いた。
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地元の大スター三宅伸。無念のA級落ちだが、いつも通り、明るく丁寧に話してくれた。

 地元の大御所の三宅伸が無念のA級落ち。岡山と言えば、やはりGIホルダーでもある三宅伸が顔役だ。

「昔から神輿を担ぐ方だし、担がれる方ではないと思っている。みんなに気を遣ってもらい立ててもらっているけど、わしは、リーダーと言う器じゃないだろ。今回、A級に落ちて、わしがピリピリしていると思い、みんな腫れ物に触る雰囲気(笑)。弟子が多い丸さん(石丸寛之)や、後輩でも自分に厳しくストイックな岩津裕介とは全然違うよ。自分では大した選手でないと思っているし、岡山ローカルで、全国区ではないからね。キャラは変わらないし、イメージかな。A級に落ちたら引退とか言われたけど、気持ちが切れない内は走り続けるよ(笑顔)」。

 今回は32年ぶりのA級戦。2008年の西武園の全日本選抜で、石丸寛之の捲りに乗り優勝している。若くしてGI覇者になった訳ではなく、39歳の時。生でレースは見ているが、14年前でなく、もっと前だと記憶していた。S班のパンツも履いている実力者だが、後輩に声を荒げて叱ったのを一度も見た事がない。いつもジョークを交えながら、レースを振り返るのが定番だった。そんな性格からか、常に人が寄り、人の輪が出来ている。

 もし、引退したらの問いには「基本的に競輪界とは距離を置く。喋りは難しいから」とジョークで煙に巻いた。もちろん、人間性からも、競輪界が三宅伸をほっておくとは思えない。それまで、どれぐらい時間があるか分からないが、A級を走るのは良い経験になるはずだ。(町田洋一)

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