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【玉野競輪・ミッドナイト】山本貴喜「引退レースがなくなりましたが…」

2022/06/27(月) 06:00 0 6

玉野競輪場のミッドナイト競輪「アースクラウド杯(FII)」は27日、最終日を迎える。最終日がレースカットになり、引退レースが無くなってしまった山本貴喜に話を聞いた。
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今節で引退が決まっていた山本貴喜(左)。最終日はレースカットで二日目のレースが引退レースになってしまった。

 これも人生の巡り合わせだから仕方ない。山本貴喜は最終日が引退レースだったが、レースカットで、この2日目のレースが最後の走りになってしまった。

 山本貴喜は「走れないのは残念だけど、20年選手をやってこれたので。S級経験もあるけど、GIには出場していないし、記念の決勝にも乗っていない。A級では10回以上、優勝出来たけど、S級の優勝は無かった。37歳の時、大宮記念で腕を骨折。それから踏めなくなってしまった」。

 良い時の山本は突っ込み脚を持ち味にして、捲りも鋭かった。飛び付きも上手かったし、自在のレース巧者。大ギヤの前の時代だから、中団4、5番手があれば届くレース形態だった。

「引退してからは福祉関係の仕事が中心になる。今回は弟子の大松純二と一緒の開催。希望斡旋で一緒にしてもらいました。他に弟子は、和歌山小出慎也です」。

 大松純二もレースカットで走れないし、何か切ない、検車場の雰囲気だった。(町田洋一)

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