2022/06/25(土) 10:45 0 3
今回が引退をかけて勝負駆けになる和田信一。本命の中嶋樹に食い下がり2着に入りたい。競輪界は一期、30名が代謝の対象となる。プロスポーツ界だし、厳しい掟があるが、急に職を失うのは人生にとって厳しい。和田信一は、今節が最大の勝負どころ。現状、30名のボーダー付近だし、初日の着順によって人生が左右される。
「もう70点を切って、5年以上経つと思う。何度か厳しいピンチがあったけど乗り越えてきた。だけど、今回は本当にまずい。ちょっと安泰かと思ったら、何名かに抜かれてしまった。もぐると言う言葉は嫌だけど、安全圏に入った選手は、大事を取る。走らず、様子を見る立場ではないし、今回が勝負駆けです!」。
元々、国立大学を卒業した学士レーサーだし、悲壮感は漂っていない。それでも、初日が全てと言う、言葉に重みを感じた。
「近畿で本命の中嶋樹君の番手を回れる。きっちり追走出来れば2着。最悪のケースは一般戦回り。柴田昌樹君も、僕と同様、かなりの勝負駆け。2人で、中部近畿同士の仁義なき戦いは嫌だし、ちょっと楽になりたいですね」。(町田洋一)