2021/03/30(火) 20:00 0 3
塚本は栃木県屈指の進学高・宇都宮高校を卒業。「まわりは大学に行くために勉強をやっていましたけど、(自分は)ラグビーをやっていて勉強はあまりしてなかったですね」それでも(受かりこそしなかったものの)国立の筑波大学を受験するほどだったとのことで、頭脳明晰な学生だったことは言うまでもない。
「あまり大学に行く気にもならなかったし、親父(敏朗・29期)に選手になると伝えてそこから競輪の練習を開始。1日に3、4回練習に出て半年後の秋に81期で(日本競輪選手養成所に)合格したよ」と勉強だけでなく自転車に乗るのも天才だったようだ。
「だけどハロンと1キロのタイムを出せば受かるし、その練習しかしてないから“競輪”を知らなかった。だから選手になってから苦労したかな。それと競輪学校受験の学科。社会とか簡単だけど、簡単過ぎて何か引っかけがあるんじゃないかとか心配したのを覚えている。まさか学科で落ちるわけにいかないし、そんなことがあったら高校の看板に泥を塗っちゃうからね」。
ちなみに弟(塚本和宏)は国立新潟大学に入学したが、すぐに退学して90期生として選手になっている。(アオケイ・伊藤博記者)