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【ワンダーランドカップ予想】準決勝メンバーの並びが決定! ミープロが10〜12Rを攻略する

2022/05/21(土) 10:00 0 4

宇都宮競輪場で開催している「ワンダーランドカップ(GIII)」は、20日に2日目が終了。 ミープロの坂手きみこが21日に行われる準決勝の並びからレースを展望します。
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2回目の登場となる、ミープロの坂手きみこ

 netkeirinをご覧の皆様、こんにちは! ミープロの坂手きみこです。
 前回いわき平で開催されました日本選手権競輪(ダービー)の準決勝戦でコラム&予想のデビュー掲載をしていただき、私が担当するのは今回で2回目となります。

宇都宮競輪のバンクの特徴は?

 宇都宮競輪の1周は500m。直線部がやや長くカーブのきつい扁平なバンク(角度は25度)。
 先行選手に不利なだけでなく、追走する番手の選手すら後方から抜かれる「交わしの交わし」を食らうほど、後方からの追い込みが決まりやすい。

■宇都宮競輪の決まり手のデータは?

 今は全国に3場しかない500バンクの内の1つ。2009年の改修後500バンクの中では1番短い63.3mになったものの、全国の競輪場の見なし直線距離の平均54.08mというデータを見ると直線距離が長いのは一目瞭然です。

 決まり手でデータでみると、1着:逃げ(23%)/ 捲り(26%)/ 差し(51%)と圧倒的に差しが有利。

 今開催2日間の1着の決まり手を見てみると、
初日1着の決まり手12R中 差し8本 捲り3本 逃げ1本
2日目1着の決まり手12R中 差し5本 捲り5本 逃げ2本

 という結果に。

 2日目は「差しと捲り」がともによく決まっていますが、初日は圧倒的に「差し」が決まっています。そんななか、地元勢が9名中5名が準決勝に進出しました!

■ワンダーランドカップ準決勝の展望

【10R S級 準決勝】

金子幸央は自力連携で地元にいい流れを引き寄せることが出来るか!? (撮影:島尻譲)
 前場所自力戦で完全Vを決め地元記念に入ってきた金子幸央選手、連日自力勝負で勝ち上がってきた隅田洋介選手との自力連携で地元にいい流れを引き寄せることが出来るか。

 対する別線も強力。何と言っても中四国の3車、取鳥雄吾選手に並ぶはS級S班松浦悠士選手。積極的な仕掛けだけではないイン粘りも2次予選で見せた酒井雄多選手に、ゴール後落車の影響が心配されるものの山口拳也選手の鋭い捲り脚にも期待大。

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【11R S級 準決勝】

眞杉匠に刺激を受けた坂井洋はどんな走りを見せてくるのか(撮影:島尻譲)
 連勝での勝ち上がり、そして2次予選では逃げの決まり手2本の内1本を決めたのが地元坂井洋選手。同じ地元の眞杉匠選手の2年連続のダービー決勝にのっている姿を見て、同県の若手として刺激が入っているはず。先行策にも期待か。

 対するはS級S班古性優作選手率いる近畿3車に、宇都宮バンクレコード保持者の中川誠一郎選手率いる九州3車。6月には地元岸和田で開催される高松宮記念杯に向けて、自力でも結果を出したいとコメントしている古性選手の決勝進出は外せない!?

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【12R S級 準決勝】

高く評価されたダービーの走りに期待が高まる眞杉匠(撮影:島尻譲)
 意外にも「ウィナーズカップ(GII)」は地元出場があるものの、地元記念は初出場の眞杉匠選手。ダービー決勝戦での気持ちのこもった先行策に胸を熱くしたファンも多いことでしょう。(私もその内の1人)

 どんなメンバーでも先行への意欲を感じる眞杉選手を援護するはS班S班吉田拓矢選手。初日特選同様強い連携を見せてくれそう。

 もう1人の積極型の阿部選手率いる2車ラインの動きも気になることながら、阿部選手と地元眞杉選手が踏み合うことがあれば鋭い捲りで連勝を決めている松坂洋平選手の一発が届いてきそう。

▶︎12Rの出走表はこちら



 ダービーではまた色々なドラマがありました。
 このnetkeirin内の佐藤慎太郎選手のコラムを拝読し、選手心理に少しでも触れることができた気がして、外から見ているだけではわからないこと、それを発信してもらうことで益々競輪の魅力に惹き付けられずにはいられないなと改めて感じました。

 そんな余韻に浸っているのも束の間、日々毎日競輪はあるわけでその数だけドラマはある! はず! (笑)

 今回は第73周年宇都宮記念「ワンダーランドカップ(GIII)」の準決勝戦3R分の予想を頑張りたいと思います!ぜひチェックしてください。

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