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【五稜郭杯争奪戦】今節のレース展望!

2022/05/11(水) 19:45 0 9

14日から函館競輪場で「五稜郭杯争奪戦(GIII)」が開催される。今節の見所を町田洋一氏に伺った。
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安定感ある郡司浩平

 平原康多は病気欠場だが、他のS班の4人は元気に参加。郡司浩平清水裕友佐藤慎太郎守澤太志の名前がある。北日本の大会であるし新田祐大の負傷欠場は痛いが、好メンバーが集まった。新田もすぐに手術をしており、早い段階での復帰を願いたい。

 中心は郡司浩平だ。前回の日本選手権は準決で失格。必ずしも、流れの良い近況とは言えないが、安定感は一番だ。冷静に立ち回り中団捲りを決める。もちろん、目標が一緒なら野口裕史大石剣士の後ろを回るケースもある。

 ガード役は小原太樹だが、佐藤慎太郎が番手の可能性も高い。どんな悪玉でも受け止め、名リードを魅せる、佐藤慎太郎の記事は良質だった。本人も満更でもない様子で、これを書いた某スポーツ紙のカリスマ記者に笑顔を見せていた。平原不在なら番組マンも、郡司に慎太郎にして車券を買いやすくする。もちろん、慎太郎先生は北日本の仲間を一番大切にしており、北のファミリーライン形成が理想だろう。実質的にグランプリ出場が確定で、気持ちもノリノリだ。

 清水裕友も前回のダービーは決勝進出。盟友・松浦悠士の不在でワッキーに歯が立たなかったが、確実に良くなっている。これも本人が公言しているが、競輪はメンタルスポーツだし気持ち次第。初日が良ければ、自然と乗って行くタイプ。ただ、初日がダメだと、シリーズを通して良くないのが清水の走りだ。

 守澤太志もS班として責任のある走りを演じている。決勝は慎太郎先生に対して当たり負けしたが、3着賞金の2400万円は大きい。来月は斡旋停止で高松宮記念杯は出場出来ず、賞金の上積みに成功した。

 地元の顔役と言えば、菊地圭尚。GIの決勝には乗っているが、未だ記念の優勝に縁がない。これは競輪界の七不思議のひとつ。涙、涙の地元記念Vは見てみたい光景。両親が函館の朝市で居酒屋を経営しており、旅打ちのひとつとして競輪ファンには浸透している。

 関東は平原の欠場でトーンダウン。

 中部は柴崎淳の一撃は穴で買う価値はある。

 近畿は稲川翔が復調気配で、中四国は原田研太朗の捲り一閃。

 九州は井上昌己の伸びが目立っている。

 2班のメンバーを見たが、決勝に進出する選手はいなさそうだ。 

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