2022/05/11(水) 11:15 0 6
もう誰も知らないだろうが、昭和の歌謡曲で、殿さまキングスの「なみだの操」と言うヒット曲があった。当時のスポーツ紙や専門紙で萩原操が負けると「なみだの操」と言う見出しが出たもんだ。その萩原操も、58歳で引退。
同じ三重でもある松阪所属の梅澤謙芝に思い出話を聞いてみた。
「ひと言で言えば引退は残念ですね。コロナ禍の前はバンクで一緒に練習をやっていた。今は人数制限もあるから、各グループごと。だから、操さんが、最近、レースを休んでいたのも知らなかったんです」。
梅澤謙芝も萩原操もS級上位で活躍。一緒のレースに関しては「あまり、覚えていないんですよね。だけど、1998年のヤマコウが一宮オールスターで完全優勝した時に、一緒に決勝進出。ヤマコウ、一丸安貴、馬渕紀明、操さん、自分と中部は5人。自分は吉岡稔真君、本田晴美さんの後ろで3番手。周りは吉岡君と本田さんは仲が良いから、本田さんに獲らせると言う空気だった。だけど、自分は勝負どころで神山雄一郎君に内をしゃくられてしまった(苦笑)」。
捲り一発屋のイメージだが、最後に「これでも若い頃は先行していたんですよ」と付け加えてくれた。(町田洋一)