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【大宮競輪】原大智「マイナスからのスタートだった」

2022/05/09(月) 22:30 0 3

大宮競輪場では5月9日から「報知金杯(FI)」が開催されている。2日目 A級準決勝 4Rに出場する原大智に話を聞いた。
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「気持ちを切らさずに頑張りたい」と語った原大智

 モーグルと競輪の二足のわらじから、競輪一本にシフトして今回で5本目となるが、「レース勘はまだまだ」と話す。

 競輪選手としてデビューしてからは、競輪で力を付けるためにモーグルよりも競輪の練習を多めにしていた。そして競輪で軌道に乗ってからは東京五輪のためにモーグルに専念していた。

「海外にいたのですが、コロナの影響でジムにもいけない。思うようなトレーニングも出来なかったので、筋肉もかなり落ちてしまいました」。

 自信が持てないと肩を落とす原。「マイナスからのスタートになってしまった。脚もないし、レースにメリハリがない。付いてくれる先輩方には申し訳ないという気持ちが強い」。

「今はまだ自信が持てていないけど、後ろに付きたいと思ってもらえる選手になりたい。脚を付けながら、気持ちを切らさずに頑張りたい」と話してくれた。

 2日目の準決勝では原大智-泉慶輔の同県コンビでの連係。
 泉は「原君とはたまにだけど、練習をする仲です。ここは先輩として喝を入れて頑張ってもらいたい」と冗談まじりに話していた。

 思うようにいかず、自信なさげに話す姿に心が痛む瞬間もあったが、力を先輩達に認めてもらいたいという強い気持ちがヒシヒシと伝わった。

 原はまだまだ伸び盛りの若手選手。徐々に力を付けて、マイナスからのスタートを忘れさせるくらいに堂々としたレースを見る日が楽しみだ。(アオケイ・宮本記者)

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