2022/05/01(日) 21:45 0 5
昨年は120期の本多優選手、濱野咲選手が登場したnetkeirin連載コラム「ルーキーダイアリー 交換日記」。今年は122期の中から、河内桜雪選手、畠山ひすい選手、藤原春陽選手の3人が登場します! 連載は7月スタート予定。連載前の特別企画として「河内桜雪・畠山ひすい・藤原春陽に密着」と題して、3人のデビュー戦の様子をお届けします。(取材・構成:netkeirin編集部)
▶Part1はこちら
雨のレースとなった2日目。6R新人予選2には、畠山ひすい選手と藤原春陽選手が出走した。畠山選手は5番手から、藤原選手は好番を活かして2番手でレースを進める。打鐘で藤原選手が発進、畠山選手が残り1周で叩くと、そのまま逃げ切り1着…と思いきや何と失格。藤原選手はいったん後方に下がるも、4角で空いたスペースを突いて4着となった。
「最終1コーナーで外帯線降りるときに斜行してしまって…。残念です。この後は函館に戻ります。戻って、真っ直ぐ走る練習をします。次のあっせんは四日市です。初日は20歳の誕生日なので、気持ちも新たに仕切り直しです。レース後、河内桜雪から肩を叩かれていた? “そんなときもあるよ”って言ってくれました」。優勝候補ながら無念の途中となったが、次回の四日市シリーズで巻き返してくれるはずだ。
「Sを取りたかったんですが、松本(詩乃)さんが早くて2番手に。打鐘で前に出ることはレース前から決めていました。他の選手の自転車に故障が発生してハンドルがガタガタが鳴っていたんです。その煽りを受けるんじゃないかと怖かったですが、車券を買ってくれたお客さんの事を思うと逃げたくなかった。4着ですが自分では納得できる内容です。今日のレースですか? 100点満点の60点〜70点です」。
4角ではうまく捌き、直線伸びて4着。最終日は一般戦に回るが、何も出来ずに終わった初日から大きな進歩を見せた。
7R新人予選2に出走した河内桜雪選手は渋い顔で検車場に戻ってきた。
「7番車だったので昨晩からどう走ろうか考え過ぎて緊張しました。考えていた展開と全然違って、萩原さんが先行して、小泉さんと池上さんの後ろに入ろうと思っていましたが、1人だけ浮いてしまって(苦笑)、養成所では経験しなかった展開でした。接触もあった中、最後まで力を出せたのは良かったと思います。明日は1番車。好きな車番、自力を出して1着を取りたいです」。
初日は内で包まれて脚を余して4着。2日目は勝負所で浮いてしまい4着と不完全燃焼が続く河内。「少し自信が無くなってきました…」と弱気な面も見せていたが、インタビュー終盤には「レースを経験して、他の選手のレースを見たり、先輩に聞いたりして、レース展開の幅を出したい」と課題への対応策を見つけていた。明日はこの2日間のうっぷんを晴らすレースを期待したい。
最終日は藤原選手、河内選手が3Rに出走。畠山選手は残念ながら2日目で欠場となりましたので、明日は2人の様子をお伝えします。