2022/04/29(金) 17:45 0 3
4月30日から6月にかけて全4戦行われる「競輪ルーキーシリーズ2022」。第1戦の松戸シリーズが30日から松戸競輪場で開幕する。7Rガールズ予選2に出場する松本詩乃に話を聞いた。(取材・netkeirin編集部) ▶出走表はこちら
「笑顔って難しいですね。私、ひきつってなかったですか(笑)?」
取材、撮影、取材、撮影の連続で、初のメディア対応に戸惑いを隠せないでいた松本詩乃が苦笑いしながらnetkeirinの取材に応じてくれた。
名門日体大自転車競技部出身で、一学年上の先輩に岡本二菜(24歳・東京・118期)がいた。「養成所時代に手紙をくれたり、卒業したらLINEでおめでとうって。二菜さんは永遠に私のかっこいい先輩です」とひと足先に競輪選手として活躍している先輩・岡本二菜への憧れを語ってくれたが、他にも親交のある競輪選手がいるという。
「朝、コンビニで買い物してたら電話がかかってきて(笑)。“私も富山で前検だけど、お互い頑張ろうね”って、山口伊吹から(笑)。元々松井優佳(124回生)ちゃんと伊吹が仲良くて。二人とはガールズサマーキャンプで知り合って、そこに交ぜてもらう感じで(笑)。このあいだもテレビ電話しました。本デビューで同じ開催になったらテンション上がっちゃいますよ」と、親友との再会を心待ちにしているようだ。
もちろん、デビュー戦へ向けての準備は万端。「練習グループは大宮政志さんがコーチを務める“大宮道場”で男子選手ともがいてきました。養成所に入る前、立川バンクでは、高木真備さんが朝から晩まで練習していて。“いつかこんな選手になりたいな”って思っていたのですが、養成所を出てきたらまさか引退されるだなんて…。色々お話を聞きたかったのですが…。いつかは真備さんのようになりたいです」と、“マキビロス”を乗り越え“ネクストマキビ”になる決意を固めていた。
また、自転車だけでなくデザインの才能もあるようで、「今回この122期のジャージを作りました。“UN-NUN”のロゴですか? これは教官の口癖です。語尾が“〜〜云々”なので(笑)。このオレンジ色の生物が教官です。カラフルなソフトクリームは車番を現しているんです」と、自慢のデザインを誇らしげに掲げてくれた。多才な松本詩乃に注目したい。