2022/04/17(日) 19:45 0 1
前検日の伊藤は「今回は雨谷一樹がいるので、対戦を楽しみにしているんです」と開口一番、意気込みを語ってくれた。
前検日の午後にタイムトライアルが行われたが、その伊藤のタイムトライアルでのベストタイムは10秒013、対する雨谷のベストタイムは10秒024と、今までのPIST6タイムトライアルの上位2人が揃い踏み。
タイムトライアル出走前の伊藤は「まずはタイムトライアルで雨谷をやっつけないと。9秒8くらいは出せるはずなんですけどね。ここに来る前にちょうどグレーツァーのオーストラリア国内選手権がやっていたので、その映像を見て研究してきましたよ。グレーツァーと比較すると自分は駆け出しのタイミングが遅いと気付いたので、もう少し早く駆けていければ」と夢の9秒台に向け、まんざらでもない様子だった。
しかしタイムトライアルを走り終えた伊藤のタイムは、ベストタイムを下回る10秒150となってしまった。
伊藤は「いや〜、簡単には出させてくれないわ〜」と第一声。
「今回、初めてベストを更新できませんでしたね。トップスピードに入ってからはちょっと伸びていないかなっていうのがありました。今日はバンクなのか重さがありましたね」とやや凹み気味。
それでも「コース取りとかは一番良かったので、グレーツァーのレースを見てきた甲斐はありました。駆け出しの感じも良かったんですけどね。まあ、スピードがあまり出てない分、制御できていた利点はありました。前回来た時にベストタイムを出した時は暴れ馬みたいで制御できずコース取りは下手だったけど、スピードが出ていましたから。その辺は自転車のセッティングをいじったせいもあるのかも」と自己分析。
それでも「まずはタイムトライアルで雨谷に勝てたのは良かった。このまま1次予選から4連勝といきたいですね」と高らかに優勝宣言! (アオケイ・渡辺記者)
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