2022/04/14(木) 20:00 0 1
先月の記念開催(瀬戸の王子杯争奪戦)は、脇本雄太の圧巻の完全優勝で幕を閉じたが、まだ興奮が冷めやらない。売り上げ目標も大幅にクリアして、大成功の大会になった。
新年度、一発目のミッドナイト競輪は、ガールズ競輪とA級1、2班戦。前半が普段通り、ガールズのレースで、予選はそれぞれ、山原さくらと小林優香が主役を務めて、決勝で両者の対決が自然な流れ。
もちろん、優勝候補の筆頭は世界の小林優香だ。昨年後半は、東京オリンピックで結果を出せず、競技継続かケイリンオンリーにするか悩む時期でもあった。やはり、夢は諦めずに、今後も世界に挑戦。それが、ガールズ競輪の底上げにもなるし、本人の人生にとっても最良の選択。
直前の宇都宮のガールズコレクションは不完全燃焼で3着。大事に行き過ぎ、結果を出す事が出来なかった。玉野は初出走だが、癖のないバンク。ミッドナイトに対しても不安はなく、自力で完全優勝が最低ノルマだ。
山原さくらも今年は安定した成績を残している。大病を克服して、人間的な優しさも魅力のひとつ。ここ6場所で優勝2回、準優勝3回で、予選は何れも1着でクリアしている。これで勝負強さも加われば、鬼に金棒だ。通算430勝も立派な成績である。
他に自力で気を吐くのは吉岡詩織と西島叶子。戦歴も安定しており、更なる上昇も見込める。那須萌美、比嘉真梨代はマーク屋のイメージ。どんな時でも3連単要員として考えたい。愛くるしさが魅力の佐伯智恵は応援したくなる選手の一人だ。
A級1、2班戦は飛び抜けた選手が不在。競走得点上位の7名を見ると、大矢崇弘の実質先行1車になる。これに東京同士の長井優斗が番手を回り、吉田裕全が3番手を固めて埼京ラインが完成する。
地元の連佛康浩は、やや捲り脚を残しているが基本的に追い込みで戦っている。A級に落ちた今期は優勝1回、準優勝2回の成績だ。準決で多田晃紀との連係になりそう。クラッシャーの屋良朝春も特選シードになりそうで、不気味さを感じる。
他には福井から東京に移籍して優勝した渡辺航平にも注目したい。