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【桜花賞・海老澤清杯予想】レース展望

2022/04/13(水) 13:30 0 9

川崎競輪場で「桜花賞・海老澤清杯(GIII)」が14日、開幕する。開催の見所をアオケイ・長谷川記者に伺った。
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地元の絶対的エース郡司浩平

 主役はもちろん地元の「絶対エース」郡司浩平だが、同級生のライバル・松浦悠士も高いレベルで安定しており、この2人がシリーズを引っ張っていく。S班からは他にも宿口陽一吉田拓矢守澤太志が出走予定で、GI同等の迫力あるレースが期待できそう。

 平塚記念の決勝戦は珍しく中途半端だった郡司浩平だったが、一度のミスで評価が下がることはない。ここは気心知れた深谷知広とのタッグが基本になるが、勝ち上がり道中では大石剣士根田空史野口裕史との連係もあるだろう。地元は総勢12人の大所帯で内藤秀久松谷秀幸が郡司の援護役。追い込み型に転身してブレークしている佐々木龍もアピールのチャンスだ。

安定感ある松浦悠士

 安定感という点では松浦悠士が一番。年が明けてすぐはそんなに良くなかったが、奈良記念の優勝から本来のリズムを取り戻し、その後はGI・GIIでもしっかり結果を出している。相棒の清水裕友が欠場したため今開催は自力で動くことが多くなりそうだ。

平原不在でどこまでやれるか吉田拓矢

 吉田拓矢宿口陽一の関東両者は平原不在でどこまでやれるか真価が問われる。吉田は直前の玉野記念で5着2着1着3着とまとめたが、レースの作り方はまだまだ甘く、そのへんは本人も分かっているはず。宿口の方は相変わらず苦しんでいるが、相性いい吉田や坂井洋との連係から浮上のキッカケを掴みたい。

 度重なる落車と失格で守澤太志の状態がなかなか戻らない。尊敬する佐藤慎太郎との差は縮まるどころか広がる一方だが、川崎みたいな差しバンクは嫌いじゃないはずで、コースを探して突っ込んでくるだろう。守澤とは対照的に成田和也のリズムがここに来て急上昇中だ。成田と言えば数年前まで北日ナンバーワンの追い込み型だったし、差しの鋭さもヨコの強さも全盛期の8割くらいは戻っている。

 直前の高知FIを優勝している小倉竜二も変わらずしぶとく、松浦悠士小川真太郎と連係しながら決勝には乗ってきそうだ。不死身の男・吉澤純平は、昨年8月のアーバンナイトカーニバルの覇者。裏開催のGIIIで大駒は不在だったが、川崎バンクとの相性は間違いなくいい。

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