太田海也(22歳・岡山=121期)は、10日に防府競輪場で行われていた「九州スポーツ杯争奪戦(FI)」で完全優勝を達成。A級2班昇格後初優勝となった。

　同開催では2日間バックを取る走りで決勝進出した太田。決勝は最終HSで6番手に置かれる展開となったが、捲って1着。外田心斗(23歳・愛媛=115期)とのライン決着で1番人気に応えた。

　太田は日本競輪選手養成所を早期卒業し、1月20日に小倉競輪「東スポWeb杯(FII)」でデビュー。無傷の9連勝でA級2班に特別昇班したが、昇班初戦の玉野競輪「チャリロト杯(FII)」を途中欠場(のち開催打ち切り)、3月28日には武雄競輪「モーニング競輪(FII)」準決勝で失格。連勝がストップしていた。

　また、同じく早期卒業の中野慎詞(22歳・岩手=121期)は3月21日にいわき平競輪「福島民友杯(FII)」で完全優勝。デビューからの連勝を15に伸ばした。
　次走に14日からの青森競輪「週刊大衆杯(FI)」を控えている。