2022/04/11(月) 15:15 0 3
TIPSTAR DOME CHIBAで開催された「PIST6 Championship」の「ファーストクォーター ラウンド2」。10日に決勝が行われ優勝を飾った中川誠一郎に話を聞いた。
ロンドン五輪、リオ五輪と2回の五輪出場経験があるだけに、前回出場時もそうだったが、今開催も連日人気を集めていた。
見事に完全優勝を飾った訳だが、「初日は動きがちょっと悪かった」と語るように、特に二次予選はあわや後方から届かずかと思われた薄氷の1着。
ただ準決は力を見せつけるように正攻法からの逃げ切り。決勝も残り1周半くらいからのスパートを決め、ようやく本領発揮の優勝となった。
「前回来た時は僕より新鮮なナショナルチーム出身(雨谷一樹)がいたので、(決勝は)2着でしたけどね。今回ようやく勝てて面目を保てました。ホッとしましたよ」と安堵の表情。
自転車競技に準じたルールとなっているPIST6だけにナショナルチーム出身者には走り慣れた競走とも言える。
それだけに「僕らのためにあるような舞台ですからね。ちゃんと優勝しておかないとヤバイですから」と世界を股にかけて戦っていた男の自負も見せてくれた。(アオケイ・渡辺記者)