2022/04/07(木) 10:00 0 2
競輪予想歴は約30年となるベテラン予想家「大河原修司」が平塚競輪場で開催する「湘南ダービー(GIII)」のレース展望と注目選手を紹介!
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netkeirin読者の皆様、初めまして大河原修司(おおがわらしゅうじ)と申します。競輪予想歴は約30年になります。
各レースにおける基本的な予想スタイルは、ラインの強弱をつけ、人気に付け入る隙があるかどうか探す、というスタンダートなものです。しかし、それだけを頼りにしていては車券成績にムラが出るので、自作しているデータベースを参考に、定量的な視点からレースを分析することも同時並行で行っています。
当記事においては、まず簡便なデータ分析をもとにシリーズ全体の大まかな傾向を検討します。そして、その傾向に合致し、活躍が期待できそうな選手を特注選手として紹介します。
湘南ダービーが行われる平塚競輪場は、みなし直線が54.2mの400mバンクです。走路がきれいなこともあり、自力型が力を発揮しやすいスピードバンクと一般的に捉えられています。
当場の1・2着決まり手確率は以下の通りとなっています。
1着
2着
・逃げ:19%
・捲り:14%
・差し:26%
・マーク:41%
注目すべきは「逃げ」の好走率の高さです。「逃げ」の決まり手が付き得る選手は一レース内に一人しかいないという点を踏まえると、その内の45%が1着か2着にというのは非常に好成績であると言えます。
車券を組む際にはこの点を頭に入れ、まずは逃げそうな選手を軸の第一候補として考えていくのが良いと考えます。
出走を予定しているS級S班5名はいずれも自在、あるいは追い込み型です。逃げの決まり手を持つのは郡司浩平選手しかいません。
当然シリーズの中心になってくる5名ではありますが、先行有利な平塚バンクにおいては2・3着に取りこぼすシーンが増えてもおかしくないでしょう。配当妙味を踏まえても、他の選手に注目したいところです。
松井宏佑選手
地元神奈川からは松井宏佑選手に注目します。今年に入って勝ち上がりで取りこぼすレースはありますが、全日本選抜競輪では逃げ切りで2勝、前節のウィナーズカップでは捲りで2勝と存在感は見せています。地元記念なだけあって積極策が予想されますが、差し目ではなく逃げ目から狙いたい選手です。
藤井侑吾選手
先行を基本としたレーススタイルが魅力の選手で、昨年の富山記念で決勝3着に入るなど上位でも戦える力の片りんは見せています。冬場はやや精彩を欠いていましたが、近走は調子を戻してきているようで、格上の選手ら相手でも面白い存在でしょう。
犬伏湧也選手
深谷知広選手に真っ向勝負を挑んだ1月の大宮記念(日本発祥倉茂記念杯)の準決勝(4着)が記憶に新しいですが、今回はそれ以来の記念参戦となります。直前のいわき平F1では、マークする別地区の選手の優勝に貢献する圧巻の逃げを披露しました。調子は良さそうで、今回大物食いも十分あると見ます。
ウマい車券では大河原修司の湘南ダービーの予想を公開中!
他にも人気予想家競輪小僧やデビューからプラス収支の老舗競輪紙コンドルの武田社長の生予想など総勢10名以上のプロ予想家の厳選予想は必見です。