初日に続いて、この日も捲りで1Rを制した日野未来。これで前節の松阪に続き2場所連続、無傷での決勝進出。今年は8節目で7度目の優出だ。安定感に加えて強さも備わってきている。

「小倉のバンクはあまりいいイメージがなかったんです。でも競輪祭の動画をいっぱい見て、強い選手が踏むタイミングとかを研究してきた。予選で連勝できたし、バンクがいい印象になった。自信にもなりました」。

　小倉はこれまで5節走って優出は1回。白星もわずかに1勝のみだった。それが今節の2日目までで過去5節を上回る2勝をゲット。昨年末からの好調モードが続いている。

「まだ競輪祭に出たことがない。目標は大きく、競輪祭出場なんです。そこに向けて頑張っています。ちょっとでも賞金を稼いでおきたい」

　競輪祭の開催地・小倉の悪いイメージは払しょくできた。「目標は大きく」と話すが、今の勢いを保てば自然と目標達成できそう。決勝は仲のいい尾方真生が強敵だが、何かを起こしても不思議ではない動きを見せてくれている。(netkeirin特派員)